- 2016-5-18
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こんにちは、中西です。
経済評論家の勝間和代さんの新刊本が、
ものすごい勢いで売れているそうです。
発売されたのが4月30日なのですが、
2週間ほどで3刷りまでかかったという
ことなのでかなりの勢いです。
キンドル版でも全書籍の4位らしいので
相当な売れ行き。
実は私(中西)は少し前にその本を
タイトルを見た瞬間に即買いしていて、
この原稿執筆時点で7割くらい読んでいる
のですが、かなり面白いです。
その本というのが、 こちら。
「2週間で人生を取り戻す!
勝間式 汚部屋脱出プログラム」(文芸春秋)
です。
簡単に言うと、断捨離の本になります。
断捨離というのは有名なのでご存じの方も
多いと思いますが、ようするに
「物の片づけを通して心の混沌を整理し、
人生を快適にすごす技術」
といった意味合いのテクニック。
この本がなぜ面白いかというと、勝間さん
の物だらけの超汚い部屋を、本当に物を
ことごとく捨てまくって、断捨離を実践
した「体験記」だからです。
実際に勝間さんが膨大に物が散らかっている
家から、四苦八苦しながら物を捨てていった
プロセスが写真とともに事細かに書かれて
いて非常に参考になります。
個人的に面白かったのが、勝間さんは
「47歳バツイチでもう性的魅力は無い
から恋をあきらめていた」というくだり。
それが断捨離を行ってからは、心が
明るくなり、自信が生まれて、その結果、
断捨離に関係するある出来事がきっかけに
ついに・・・ヾ(´▽`)ノなんて話まで
告白されてます。
もう一つ、「体験談」という点以外に
興味深いのは、勝間節とでも言うのか、
全体的に非常にロジカル(論理的)に
解説がされている点。
私は断捨離本はあまり読んでいませんが、
物を捨てていく基準・意味・メリットを
ここまでロジカルに解説している
断捨離本はあまり無いのではないでしょうか。
先日別のテーマの回で書きましたが、
こんまりさんの片づけ本は「ときめき」
という直感的な判断基準をベースに
されているという話でした。
その意味ではたしかに画期的だったので
あれほど売れたわけですが、一方で
私のような論理的・理詰めに物事を
考えていくタイプの人間にとっては、
感覚的な話はちょっと合わない・
理解しづらいということもあります。
しかし勝間さんの「汚部屋脱出プログラム」
の本は、いい意味で、いかにも
コンサルタントや経済評論をされてきた、
ロジカルシンキングを生業にしている人が
書いた本に仕上がってます。
言ってしまえば単なるお片づけの本なのに、
そこまで理詰めに解説するかね!?と
つっこみたくなるくらいに、とにかく
いちいちすべてが論理的なのです(笑)
しかしその論理的な感じが、いい案配で
体験談と調和されていて、
どういう根拠で、どういうプロセスを
通して断捨離で人生が快適になっていったかが、
丁寧にわかりやすく書かれています。
あまり無いタイプの面白い片づけ本
だと思いますね。
冒頭に書いたとおり、まだ7割くらいしか
読んでいないのですが、私がまだ全部読み
終わってない本をブログで紹介するなんて
本当にマレ。
このタイミングで紹介した最大の理由は、
私自身が本を読んでる途中から片づけを
したくてたまらなくなり、行動に移して
さっそく結果も出ているからです。
現時点ですでに、これまで何年も放置
されていた本棚を整理して、驚くほど
部屋が綺麗になったり(本棚をここまで
いじったのは4~5年ぶり)、
机周りに山のようにあったこれまた書籍
やいろんな物を、一気に整理できて
めちゃくちゃ快適になりましたヽ(*^^*)ノ。
繰り返しますが、読んでいる途中から
自分も早く片づけをしたくて我慢できなく
なる魔力がこの本にはあります。
この手の本は書いてある内容も大事ですが、
本を読んで気持ちが熱いうちに動いてしまう
のがコツですね。
いずれにしろ、内容も面白くて行動を触発
される本だったので、現時点で十分紹介
するに値する本だと思い、ご紹介した次第。
この本の中でも書かれていますが、
片づけをして快適になるということは、
そこで行う作業の効率も集中力も一気に
高まります。
とくに自宅で勉強に集中したい人は、
この本を読むかどうかは別にして、
部屋の片づけは必須ですからね。
最近部屋が汚くなっていて、それが原因で
エネルギーが低下していると感じる人には、
片づけの知識だけでなくモチベーションも
得られるので、片づけ本としてはおすすめです。
興味のある人はよかったら読んでみてください。
それではまた。
「2週間で人生を取り戻す!
勝間式 汚部屋脱出プログラム」(文芸春秋)