- 2016-8-23
- おすすめ記事, 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
勉強中にかたわらに飲み物を置いて勉強する
人も多いと思いますが、
いろいろ飲み物がある中で、「脳にいいか
どうか」という観点で考えたときにおすす
めなのが「緑茶」です。
緑茶を飲むことによって、脳の認知機能が
どのように変化するかについては、
2006年の東北大学大学院医学系研究科
の調査結果が参考になります。
70歳以上の高齢者1173人を対象に
行われた調査で、
【 緑茶を週に3杯までしか飲まない人に比べ、
1日に緑茶を2杯以上飲む人たちは、
認知障害を持つ割合が54%低い 】
ということが判明しました。
興味深いのは、同じカフェイン系の飲み物でも、
紅茶・コーヒー・ウーロン茶については、
どれも緑茶のような認知機能との関連は
見られなかったという点です。
これは、どうやら緑茶に豊富に含まれている
「カテキン」という有名な抗酸化物質がある
のですが、これが原因だと考えられます。
この結果からいえることは、1日コップ
(湯飲み)2杯以上を目安に緑茶を飲んでいくと、
長期的には脳の認知に好影響を与え続けて
くれるということです。
今日飲んで今日いきなり効果を実感する
ような話ではありませんが、どうせなら
長期的に見てより脳にいい飲み物を
飲み続けた方がいいですから、
緑茶をいつも飲む飲み物の選択肢に
入れるのはアリですね。
そういえば医療・環境ジャーナリストの
船瀬俊介氏も、朝から夕方までは何も食べない
代わりに、緑茶と梅干しだけ食べいるそうです。
上記のような緑茶の効能をご存知なのでしょう。
ただ緑茶にはカフェインが含まれていますので、
その点は頭に入れておいた方がいいですね。
カフェインは7時間ほど効果が持続して
しまうので、夕方以降に飲むと睡眠を妨げる
リスクもあります。
いっぽうで午前中から正午くらいまでに
飲めば、午後の眠気を抑える効果が期待
できるでしょう。その意味では集中力の
低下防止にも貢献してくれるわけです。
「カテキン」「カフェイン」と響きが
ややこしいですが(笑)、短期的には
カフェインの効能、長期的な脳の健康には
カテキンの効能が期待できますので、
両方の性質をよく理解した上で緑茶を
日常的に飲んでいくのがおすすめですね。
それではまた。