- 2015-1-7
- おすすめ記事, 勉強の集中力アップに役立つアイテム
こんにちは、中西です。
センターまで残り10日となってきました。
各教科で最後の総まとめに入っている人も多いと思います。
この総まとめのタイミングでもっとも威力を発揮するのが、
まだ覚えていない箇所をまとめたノートやカードですね。
つまり、すでにもう覚えたものはやらなくていいわけで、
大事な部分でまだ覚えていないものや
あいまいな記憶のものにフォーカスして
暗記していく必要があります。
この総まとめの方法としては、
いわゆる“弱点ノート”を作るやり方もありますが、
とくにこの時期はノートにまとめるより、
カードにまとめたほうが効率が上がる場合が多いです。
もちろん一概には言えない部分もあるので、
それぞれの特長を理解して、最終的には
今のあなたにとってベストな方を選択すればいいですが、
今回はこの時期にカードをあえて作る
メリットについてお話します。
このタイミングでこういう話をすると、
「あと10日ほどしかないのに、
今さら新しくカードを作ってもしかたない。」
と思う人もいるかもしれませんが、
それは誤解で、今からカードを作っても遅くないです。
むしろ今だからこそカードを作ったほうがいい場合も多いです。
この時期にカードでまとめたほうがいい最大の理由は、
カードの場合は、
【 暗記が完了したものを取り除いていけるから 】
です。カードにはいろいろメリットがありますが、
ノートとの比較において、もっとも際立っている
メリットがこれです。
そして直前期においてもっとも役立つのも
この特長なのです。
ノートというのは少しずつ作っていくことで
時系列でまとめることができるのが長所ですが、
残り期間が短い現在のような状況においては、
弱点の箇所をノートにまとめるよりは、
暗記が終わったものを順次取り除いていけるカードの方が、
時間と共に暗記効率が上がっていくので
非常に効率がいいわけです。
暗記が完了した余計なものを、どんどん省いて
「まだ覚えていないものだけを残して、一箇所にまとめる」
ということはノートにはできません。
カードは覚えたものをその都度カードの束から外していけるので、
本番が近づくにつれてどんどん効率が良くなっていくわけですね。
逆に弱点をノートにまとめている場合、暗記が終わっても
各ページにはそのまま書いた内容が残り続けるため、
時間とともに「すでに暗記が完了した項目」の残存割合が
増えていくことになります。
よって、ノートの場合は本番が近づくにつれて
どんどん暗記効率(復習効率)が悪くなっていくのです。
そしてなにより、ノートの場合、
「あとどれくらい暗記する項目が残っているか」
がわかりにくくなりがちですが、カードの場合は、
覚えたものは取り除くので、カードの束を見て、ひと目で
「あと残りこれだけを覚えればいいんだ!」
と視覚的にも残りやるべき量がわかりやすいメリットがあります。
この長所は精神的な意味においても
かなり大事なポイントです。
カードとノートにはそれぞれ長所短所がありますが、
とくに今のような残り時間が短いタイミングにおいては、
総合的に見て
「完了したものをどんどん省いていける機能を持つカード」
に軍配が上がると私は思います。
あと10日ほどしかなくても、今から文房具屋で買ってきて
作っても遅くはありません。
今からどうやって弱点をまとめるか迷ってるなら、
ノートよりカードにすることをおすすめします。