- 2017-7-25
- 勉強のモチベーションアップ, 夏休み・冬休み・春休みの勉強法, 目標を設定する
こんにちは、中西です。
大学受験生は夏休みに入りましたので、
夏休みスタート時の注意点や、このタイ
ミングで知っておいてほしい話などを紹
介しています。
今回もその続き。
先日もお話したとおり、「夏休みの目標設
定」をすることはこのタイミングでは非常
に重要な作業になります。
「目標設定」のプロセス無しで夏休みを
スタートさせることはありえませんからね。
そして目標を設定できたら、次にやってほ
しいのが、その目標を達成したときのイメ
ージを頭に“強く”思い描くことです。
スポーツ選手が試合前に、勝利した状況を
イメージして本番にのぞむのはよく知られ
ています。部活でスポーツをやっていた人
なら、この点は感覚的・経験的にもわかるはず。
将棋などの対局においても、ある棋士の方
は対局の前日に、翌日の対局のイメージト
レーニングをするとおっしゃっていました。
つまり何らかの戦いの本番にのぞむにあた
っては、プロは事前にイメージトレーニン
グをしっかり行っているということです。
受験生もそれと同じことを、夏休みという
“試合”にのぞむにあたり、しっかりやっ
ておくことで、この“戦い”に勝利する確
率を高めることができます。
「目標」というのは、ほとんどの場合数字
が入っている必要がありますが、それは
「達成できたかどうか」を正確に確認する
ことができるからです。
その目標の数字にこだわることはとても重
要ですが、それだけでは人間の脳が持つ潜
在能力を十分に引き出し切れないと私は思
っています。
やはり能力を最大限に引き出すには、
「達成(勝利)したときのリアルなイメージ」
を脳内で思い描くこと。これに尽きると思
います。
そのイメージが強烈であるほど、
心を動かされるイメージであるほど、
モチベーション・やる気を高め、
集中力アップにつながっていきます。
この「イメージを描くことにより引き出さ
れるパワー」を利用しないのはもったいな
いわけです。
夏休みなら、
「夏休みが終わったときに、目標を達成し
てガッツポーズしている自分」
「夏休みに○○のテキストを5周させて、
夏休みが終わったときには○○の科目(分
野)に自信を持てるようになった自分」
を、目をつぶって強くイメージしてみてく
ださい。
さらに、1回だけでなく、日中何度もその
イメージを脳内で思い描いてみましょう。
この頭に描いた「達成(勝利)のイメージ」
が、エネルギーとなり、集中力を高め、最
終的に日々の生産性を高めてくれる推進力
となります。
ぜひ夏休みをスタートさせるにあたり、この
「夏休みに勝利した(目標を達成した)
自分のイメージ」
をできるだけ強烈に描いてみるようにして
ください。勉強量も間違いなく増えますので。
「目標の数字」というのは、その脳内に描
いた「未来のイメージ」を実現させるため
の指標だということですね。
それではまた。