- 2017-7-14
- おすすめ記事, 勉強のモチベーションアップ, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
“受験の神様”和田秀樹先生が
「受験は要領」
で決まることを全国に知らしめてから
20年以上がたちます。
おそらくこのシンプルかつ本質を突いた
秀逸なコンセプトに救われた受験生は
何十万・何百万人にもなると思います。
そして、いまだにこの考え方は古くなっていません。
やはり「受験は要領」次第で結果が大きく
変わります。「受験」といいますか、
「勉強」が全般的にそうだということですね。
余談ですが、その後、和田先生は「仕事は
要領」という本も出されていて、結局仕事
も勉強も“要領”だということです。
この考え方がありがたいのは、「才能」と
か「頭の良し悪し」に関係なく、要領、
つまり「やり方」次第で誰でも結果を出せ
るという点です。
ただ1つだけ、注意点があると私は思って
いて、それはあまりにも「やり方」ばかり
に目を向けすぎていると、自分の根底にあ
るモチベーションが低下することがある点です。
勉強法というのは、つまりは「勉強プロセ
スの効率化」のことですが、この効率化は
極めて重要なポイントであるために、
意識がずーっとその部分に向いてしまう人
が少なからずいます。
それって基本的に目的を達成するための
プロセスの効率化ですから、勉強そのもの
や効率化そのものが大好きな人でない限り、
「やり方」だけに意識をフォーカスしても
「ワクワクしない」わけです。
そういう状態が長期的に続くと、
「要領良くやろうとしているのに、
やる気(≒モチベーション)がわいてこない」
ということになりかねません。
ではどうすればいいのかというと、これは
そんなに難しい話ではなく、
理想の「やり方」だけでなく、
理想の「あり方」にも意識をフォーカスする
ということです。
「あり方」というのは、
「自分自身がこうありたい」
と思う自分の姿・状態・イメージのことで
あり、つまりは「勉強する目的」です。
「勉強した先に行き着く
“ワクワクする自分”の状態」
のことですね。
たとえば1日の中で、時間をいかに効率よ
く使い切るか、Todoリストをいかにうまく
処理するか、いかに集中力を高めるか
・・・これらは全部「やり方」(ノウハウ)
なので、そればっかり考えていると、そう
いう効率化が大好きな人以外は、それ自体
ではいずれワクワク感も無くなっていきます。
なので、1日の中で何度か、自分なりのタイ
ミングで、「勉強する目的」(=あり方=
理想像=ワクワクするイメージ)を意識的
に思い浮かべると。
それは別に「ワクワクするあり方」なら何
でもよくて、
「実力がアップした自分」でも
「この科目に自信を持てるようになった自分」でも
「合格した瞬間」でも
「楽しいキャンパスライフ」でも、
もっと短いスパンで
「今日一日やるべきことをやりきった自分」でも、
まあワクワクする・気分がよくなる
「あり方」なら何でもいいです。
最近の私の例でいうと、今月初旬に長い動
画をアップしましたが、あんなコンテンツ
を作ったことがないので、途中プロセスは
けっこうしんどいわけです。
なんせあの動画のスライドの数は、
1100枚以上もありますので(;゚ロ゚)
だから、途中で疲れてきたら、すぐ
「見た人が感銘を受けてくれるような、
それによってその人の人生がより良く変化するような、
めちゃくちゃいい動画を作ってやろう!」
と、たびたび「目的」を思いながら
制作していました。(素人なりに)
結果そのとおりの動画になったかどうかは
観た人の判断ですが、重要なのは、そうやって
「自分にとってワクワクするイメージ
(目的・あり方)」
を“時々脳内で思い浮かべ”て、それを
モチベーション(≒やる気)に変えて
取り組むということです。
すると途中のプロセスが大変でも、
その目的(あり方)がワクワクする内容だから、
プロセスのしんどさを乗り越えられるわけです。
こういうことは、あえて意識せずとも、
直感的にできる人は普通にできているのです。
今回の文章を見ても「中西さんは何を当た
り前のことを書いてるんだ?」ぐらいにし
か思わないと思います。
ところが、私のようにもともと要領が悪い
人間は、意識しないとできないんですよね。
(ただし意識してようやくできるような人
のほうが、できない人に教えるときは、言
語化してうまく伝えられることが多いです。
あなたが今回の話をもし「わかりやすい」
と思ってくださったとしたら、それは私が
「要領がいい」からではなく、もともとは
「要領が悪い」からというのが真相(つД<)・゚。)
というわけで、勉強において「要領」は
極めて重要なポイントなのですが、
あまりにも意識がその「やり方」の効率化
に向いてしまうと、知らぬ間に疲れてテン
ションが低下してしまいますので、
ぜひ1日の中で時々「あり方」(理想的な
自分のイメージ)も思い浮かべて、
心をワクワクさせる作業も忘れないで
ほしいと思います。
それではまた。