- 2014-11-20
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~
こんにちは、中西です。
今回は、勉強法の本などでは
なぜかあまり強調されない部分で
意外に重要なポイントについて。
受験勉強には
【 「いま自分にとって優先すべき勉強」
は随時変わって行く 】
という性質があります。
たとえば、典型的な例でいうと
「英語の長文読解力」を付けることが
一番重要な時期もあれば、
英語の長文読解の「問題集を解く」ことを
優先すべき時期もあれば、
英語の「過去問を解く」ことを
優先すべき時期があります。
いっぽう、英語はメンテナンス程度にして
「センター現代文」を重点的にやって
おいたほうがいい時期もあれば、
「日本史の近現代史をマスターする」
のを最優先すべき時期もあります。
(あくまで例です)
これを
「優先順位の変動性」
といいます。
(私が今勝手に名づけました(- -))
ようは受験勉強は、その時期その時期によって
【 今優先しなければならない勉強 】
が随時変動していくものであり、それが何かは
「自分で常に考え続けるしかない」
ということを理解しておく必要があるのです。
この「優先順位の変動性」を
理解していない人は、
学校や塾の「授業の進み具合」
に合わせて勉強したり、
英語をやっておかないといけない時期に
日本史や国語をやってしまったり、
英語をもうやってる場合では無い時期に
英語ばかりに時間を費やしたりといった
【 タイミングのズレた、とても非効率で
チグハグな勉強をし続ける 】
ことになります。
これでは合格できる確率が低下するのは
言うまでもありませんね。
そこまで極端にズレた状態でなくても
微妙にタイミングのズレたことを
やっている人は少なくありません。
そのズレ具合が、最終的な結果の差と
なって現れてしまうのです。したがって、
1、常に「今優先すべき勉強は何か」を考える
2、それは常に「変動している」ことを理解しておく
この2点をしっかり頭に
入れておくことが大事です。
いま優先すべき勉強内容は、
その人の「現在のレベル」「目指すレベル」
「現在の勉強の進み具合」など、
様々な要因によって決まります。
よってそれを誰かに教えてもらうことはできません。
自分で考え続けるしかないのです。
センター試験の対策にしても、
自分の現在のレベルや目標点数、
各教科ごとの進み具合などを総合的に考えて、
「11月後半に優先すべき勉強内容」
↓
「12月前半に優先すべき勉強内容」
↓
「12月後半に優先すべき勉強内容」
↓
「1月に優先すべき勉強内容」
は必ず変わってきます。
たとえそれを事前に
「年間スケジュール」
などの形で作成していたとしても
実際の勉強計画の進み具合は
そのとおりに進むとは限らないので、
常に「いま優先すべき勉強は何か?」を
考え続けないといけないのです。
最悪、場合によっては、
「もう時間が無いから、この分野は
捨てるしかない(最低限しかやらない)」
といった判断をくだすこともあるでしょう。
そしてその判断が、あなたにとって
正解であることも少なくないのです。
それは「いま優先すべき勉強は何か?」を
常に考え続けている人だけができる英断なのです。
今、あなたにとって優先すべき勉強は何ですか?
その勉強をしっかり、今やっていますか?
それを本番当日まで
「常に考え続ける」
ようにしてください。