- 2017-6-17
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強のやる気アップ法, 勉強の集中力をアップさせるテクニック, 勉強の集中力をアップさせる考え方
こんにちは、中西です。
受験生は毎日「より多くの勉強量をこなす」
のが理想ですから、
理論的には「机に向かっている時間」が
少しでも長いほうが、その理想に近づけ
るという計算になります。
ところが、実際のところ
「机に向かっている時間が長い」
からと言って、その分だけより多くの
勉強量をこなせているとは限りません。
「机に向かっている時間」が長くなるほど、
その向かった時間に完璧に正比例する形で
「勉強量もグングン増えていくヽ(´▽`)/」
という人はまあ問題ないわけですが、必ず
しもそうならないのが人間の悲しい性(さ
が)なわけでございます。
「勉強しなきゃ!」という義務感で机
に長時間向かっているだけだったり、ひど
い場合は
「親がうるさいから、とりあえずポーズ
として長時間机に向かっている(けど実際
はあまり勉強していない)」
みたいな状況すらあります。
こういう「机に向かっている時間」と「実
際の勉強量」が釣り合っていない気がする
人や、
「机に向かっているときにピーンと
張り詰めた緊張感がある」という気持ちの
いい感覚を忘れている人は、
そのままの状態を放置しておくと
かなり危ないです。
そういう
“中途半端な集中レベルで机に向かう”
ことが、知らぬまに習慣化しかけていて、
それが自分の中の“勉強モード”として
当たり前になってしまう。これは受験生
としては黄色信号が点っている状態だといえます。
もし自分が今、そんな状態になっていると
感じる人は、逆説的ですが、
———————————
「勉強量を増やす」ために
「机に向かう時間を減らしてみる」
———————————
という方法を試してみてください。
それにより、状況を一気に変えられる
ことが少なくありませんので。
たとえば、「1日4時間勉強しなければ!」
と思って毎日いちおう4時間ほど机に向か
っているんだけど、実際はその半分くらい
しか集中できていないとか、
予定が4時間分ぜんぜん進まないで
毎日時間が来て終わっているような人。
こういう人は、もう「1日4時間勉強する」
というのを“一旦”あきらめて、「3時間」
ぐらいに減らしてみるということです。
なんなら思い切って、半分の「2時間」ぐ
らいに減らしてみてもいいです。
ただし、その分
「たった2時間しかやらないんだから、
いつもの2倍集中してやるぞ!」
と、いつもよりずっと高いレベルの集中
状態で勉強する覚悟をします。
はっきり言って「ダラダラと4時間すごす」
よりも、「しっかり集中した2時間」の方が
勉強量が勝ります。
ここで何をしているのかというと、
「高いレベルで集中しながら
勉強する感覚を思い出す」
ということをしています。
ダラダラと机に向かうことが習慣になりか
けていると、その感覚を忘れているのです。
たとえ2時間しかやらなかったとしても、
その2時間は「受験の本番」くらいの集中
力でやれば、勉強量は相当なものになります
(当然途中に休憩は入れていいです)。
そうやって
「高いレベルで勉強に集中する感覚」
を思い出すわけですね。
その感覚に慣れてきたら、少しずつ
2時間半・3時間・3時間半・・・といった
形で増やしていけば良いです。
ちなみに、よく部活が忙しくて全然時間
が無いはずなのに、すごく成績がいい人
がいますが、
そのほとんどはこのパターンで、他の人
より勉強時間は短いけど、集中してやっ
ているから成績がいい、というのが真相なのです。
時間を半分にするのはあくまで一例ですが、
状況を変えるなら、少なくとも2~3割前後
くらいは、いつもより勉強時間を減らして
みてほしいと思います。
「勉強時間をいつもより減らす」というの
は、短い時間で集中しなければならない
“緊張感”はもちろん、ちょっとした
“罪悪感”
も生まれます。
この“罪悪感”というのも、気づきにくい
のですが、集中力を上げてくれるパワーに
なりやすいのです。
「いつもよりずっと短い時間しか勉強し
ないんだから、その分集中して取り返さ
なきゃ大変なことになる(>_<)」
と思える効果は、思いのほか大きいです。
というわけで、最近ちょっとダラダラと
机に向かっている気がする人は、状況を
変えるために、
一度思い切っていつもの2~3割減か、最大
半分くらいまで勉強時間を減らしてみてください。
そこから生まれる
“緊張感”&“罪悪感”パワー
により、受験生活において非常に重要な
「集中して勉強する感覚」
を思い出せますので。
それではまた。