- 2017-2-8
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 勉強を楽しむテクニック, 受験の意味を考える, 受験を突破するマインドセット
こんにちは、中西です。
「学校の勉強にどんな意味があるのか」
というのは大昔から尽きない議論ですが、
少なくとも「受験勉強」というカテゴリー
に絞って言うなら、これは大いにやる意味
があると私は思っています。
大学に行くことの是非はいったん置くとし
て、「受験勉強」そのものはその後の人生
で役に立つ点と役に立たない点があるわけ
ですが、
両者を天秤にかけた場合、「役に立つ」
要素のほうが圧倒的に大きいと思うのです。
はっきり言ってそれだけで本一冊くらいに
なりかねない話なのですが、ポイントだけ
言うなら、以下のような
「その後の人生にも高い確率で必要となる要素」
を受験勉強から得る(身につける・理解
する)ことが可能です。
「目標を設定し、計画を立て、実行し続ける」ことで夢が叶うこと
そのプロセスにおいて「やりたくないこと」もやる必要があること
どんなプロジェクトも「限られた時間」の中で進める必要があること
ムダなことを徹底的に省いて効率的に進めることが重要であること
毎日続けることで少しずつ「実力」が付いてくること
生まれ持った才能より「積み重ねる継続力」が差を付けること
勉強して知識・技能を身につける重要性とその楽しさを感覚的に理解できる点
目標を達成するには自己管理を徹底することが重要なこと
睡眠・食事・運動などの生活習慣がパフォーマンスに
大きな影響を与えている事実に気づける点
「インプットだけ」では本当の意味で成長できないこと
物事に集中して取り組む重要性とその方法論を身につけられる点
畢竟、孤独にならないと何事も為し得ないことに気づける点
一方で、自分を支えてくれる人が周りにいることに気づける点
受験で学んだ知識そのものも長期的には役立つことが少なくないこと
全国には自分より凄い人物が山のようにいることに気づける点
自分のマインド(精神)をコントロールしないと物事を突破できないことが学べる点
過去の(先輩の)成功事例を真似ると、無駄な遠回りをせずに最小限の労力でうまく行く場合が多いこと
受験の情報収集を通して、目標を達成するには「情報」が鍵を握っていることに気づける点
・・・他にもまだまだあると思いますが、
思いつくままざっと挙げただけでも
これくらいは出てきます。
一方で「受験勉強の弊害」というものも実
はかなりあるのですが、そのプラスとマイ
ナスの要素をトータルで見たら、プラスの
方が勝っていると思うわけです。
言っても本格的な受験生活なんてたかだか
1年ほどの期間なわけで、わずか1年ほどで
誰もがこれだけのことを学べるイベントと
いうのは、他にはちょっと思いつきません。
また1年前後というのがちょうどいい気が
するわけです。3年4年なら長すぎますし、
2~3ヶ月では短すぎますから。
というわけで、受験勉強というのはゴール
である合格を手に入れるためのものでありながら、
「合格するため」に必死になって取り組んでいる
うちに、若い時期に短期間で多くのことが学べる
かなり良質な体験だといえますので、
現受験生も次期受験生も、その点は頭の
真ん中に入れておいてほしいと思いますね。
それではまた。