- 2017-7-27
- おすすめ記事, 勉強のモチベーションアップ, 受験の意味を考える, 大学生活について考える, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
夏休みになると、全国の多くの大学で実施
されるのが「オープンキャンパス」です。
オープンキャンパスはもう説明不要だと思
いますが、簡単に言うと受験生向けに実施
される、各大学による大学の説明会・見学
会のような企画です。当然ながらその大学
の校舎内で開催されます。
こちらのサイトには、オープンキャンパス
の大学別の予定表が掲載されています。
やはり夏休みは毎日何十校、多い日(とく
に週末)だと80校以上が実施しているのが
わかります。
受験生にとっては授業のある時期の週末よ
りも、夏休みのような長期休暇中のほうが
行きやすいのだと思います。
いずれにしろ、大学受験生は自分の志望校
(候補含む)がオープンキャンパスを開催
していたら、極力参加しておくのがおすすめですね。
進路・志望校に関する「情報」というのは、
本・雑誌などの紙メディアか、ネットで調
べることは可能です。
ただ、それらはあくまで二次元上の情報で
すから、それだけでその大学の正確な実態
をつかめるとは限りません。
三次元のリアル空間の「情報」、つまり実
際に現地に行って足を運んでみることも重
要だということです。
足を運んでみて、そこで初めて気づく「情
報」もたくさんあるからです。
数年前に本当にあったのですが、大学のサ
イトの情報だけで調べたつもりになって、
受験の試験当日にはじめて校舎に行ったら、
あまりにもイメージと違っていて、試験日に
「この大学に行くことは無いわ」
と確信した(°□°;)、という全く笑え
ない体験をした受験生がいました。
最悪のパターンだと思います。実際に見に
行っていないからそんなことになるわけです。
このあたりは不動産選び・お部屋探しなど
と似ていると思います。
ネットなどに部屋の情報や写真がアップさ
れていても、実際にその部屋まで行って、
はじめて分かることは本当に多いです。
ただ、本当にその大学のことを正確に知り
たいなら、本・雑誌・ネットのサイト・オ
ープンキャンパスで全部調べても、まだ不
十分だと個人的には思います。
なぜなら、それらの情報は、基本的に
「大学側から出された情報」だからです。
この場合、嘘はついていなくても、都合の
悪いことはカットされてることもあります。
たしかに現地に足を運べば二次元ではわか
らないこと・気づかないことにたくさん気
づけますが、一方でそこに通っている大学
生の生の声まではわかりません。
そういう交流の場があれば別ですが、通常
はなかなか生の声を聞くことは難しいわけ
です。ところがそういう生の声が一番貴重
な情報源だったりします。
もしネット上に志望校の大学生・受験生の
集まりのような掲示板があれば、それを読
んでみるだけでも、「大学側からの発信情
報」だけではわからない生の情報が手に入
る可能性は少なくありません。
案外2ちゃんねるで志望校の掲示板があっ
て、いろいろわかる可能性もあります。
あるいはその大学の受験生・大学生が集ま
るコミュニティのようなものがあれば、そ
れに参加してみるのもいいと思います。
つまり大学のホームページのような場所か
ら情報を取るだけでなく、生の声がわかる
双方向メディアを利用するということです。
ツイッター、フェイスブック、LINEなども
駆使すれば、志望校の先輩の大学生を見つ
けることもそんなに難しくないと思います。
ブログを書いている先輩も少なくないで
しょう。そういう人に直接アプローチして
聞いてもいいわけです。
基本的に自分の大学を志望する受験生から
の質問や相談なら、先輩も快く回答して
くれることは多いです。むしろ相談されて
ちょっと嬉しかったりする場合も少なくあ
りませんので(笑)
実は大学受験に限らず資格受験もそうです
し、もっといえば就職活動やビジネスでも
同じなのですが、こういう
「生の声が聞けるルート」
で情報を取れるかどうかは、結果に大きく
影響を与えます。
余談ですが、一昨日にある分野で起業準備
中の方とお会いしたのですが、このメルマ
ガでもブログでも、とても書けないような
ビジネスの情報・裏話を数時間させて頂きました。
わざわざ九州から来られた方だったので、
ネットですぐに見つかるような当たり障り
の無い話をこちらもする気はないわけです。
結果、喜んでいただけたようでしたが、
そういう他では話せない裏話的な話をバン
バンできるのは、その方が信用できる人な
のに加え、
「1対1のやりとり」
という点が大きいのです。
つまり、「誰もが無料で簡単に見られる
メディア」には絶対出せない情報だけど、
「1対1で質問された状況」においてなら
答えられる情報というものがある、
ということです。
これを理解していない人は、何か今後の人
生に大きな影響を与える大事な判断をする
際にも、ネットで検索して、そこに出てき
たサイトの情報だけで判断するようなやり
方をしたりします。
正直、「無料の検索で見つかる情報だけで
すべてを済まそうとする」のは、一番ダメ
なパターンではないかと思います。
そういうところには絶対に転がっていない
ような情報というものがあり、多くの場合
そういう一次情報がもっとも貴重で、結果
にも影響を与えることが多いです。
もちろん検索だけで解決できる課題も多い
ですが、本当に大事な判断をするときは、
ネットの検索で出てきた情報だけで
「理解した」「情報を手に入れた」
と勘違いして、それで最終判断をするのは、
一番損するパターンだと個人的には思いますね。
というわけで、夏休みに勉強に邁進するの
はもちろん最重要ですが、その根本となる
最終目標(進路・志望校)に関する情報を
正確に入手するためにも、
大学側からの一方的なテキスト情報だけで
なく、オープンキャンパスで現場に足を運
んだり、先輩の生の声を聞いて表向きには
出てこない情報を取ることもぜひやってお
いてほしいと思いますね。
それではまた。