- 2016-11-28
- おすすめ記事, 勉強のモチベーションアップ, 受験の意味を考える, 受験を突破するマインドセット, 受験生が陥る不安・焦りの対処法
こんにちは、中西です。
昨日ご紹介した傑作アニメ映画
「この世界の片隅に」
ですが、様々なメディア情報や私の周り
の状況から推測するかぎり、
観た人が受ける衝撃がすごすぎて、
口コミスピードが尋常じゃないことに
なってます(°□°;)
11月12日の公開時は全国63館で上映という
静かなスタートだったようですが(ちなみ
に「君の名は。」は約600館で上映)、
一気に口コミで広まって、わずか1週間ほ
どで目標の興行収入を達成したそうです。
とはいえまだ20万人ほどの観客動員数なので
私のイメージでは2桁足りないという感じです。
同じ年に公開の同じアニメ映画の「君の名は。」
で1500万人ですから、1000万人は最低見てほしい
というのが本音。
ただ、この勢いと口コミスピードを考えると、
もうまもなく
「とんでもなく大ヒットする」
可能性が濃厚になってきました。
大変良いことでありますヽ(´▽`)/。
まあ、あんな大傑作を日本人が放って
おけるはずがありません。
「君の名は。」の余韻がぜんぜん冷めやら
ぬこの時期に、本当に凄いことになってる
と思います。2016年の日本映画界はあまり
にも凄すぎ。
これは私の推測ですが、今年の大豊作の
映画ラインナップに強く影響を受けた若
い人が育って、
おそらく5~10年後くらいから日本はコン
テンツ大国として大全盛期を迎える可能性
が高いと勝手に思ってます。
優秀な若い人が青春期に何に影響を受けて
どこの業界に流れていくかで
その業界の未来が決まりますからね。
それほど今年の日本映画は、映像コンテン
ツやアニメの持つ無限の可能性を強く感じ
させてくれる稀有な年だと思います。
本題。
受験生が毎日毎日、ほんとうに大変な受験
勉強を何のためにしているかといえば、突
き詰めて考えると、究極的には
「自分の幸せのため」
です。
あまりにも目の前のことに追われていると、
この「自分の幸せのため」に勉強をしてい
るという、当たり前の事実にすら気づきに
くくなりがちです。
最近は11月なのに雪が降るほど寒くなって
(>_<。)、毎日が過ごしにくくなってきてい
る上に、今年もあと残り約1ヶ月まで来て、
本番までの日数もどんどん減っています。
そんな中で受験生の不安心理や緊張感は日
ごとに高まっているわけですが、
(実際私のブログの「受験の不安の対処法」
系の記事には、ものすごいアクセスが毎日
あります。この時期は毎年そう)
こういう不安が高まるときこそ、その勉強
は「自分の幸せのため」にやってるんだと
いう最重要ポイント・原点を忘れないでほ
しいと思いますね。
昨日ご紹介した「この世界の片隅に」も、
なぜこれほど短期間に私も含めた多くの人
が信じられないテンションで周りの人に口
コミしまくっているのかといえば、
「幸せって何?」
という人間の究極の命題について、1つの
回答を感じさせてくれるからではないか
と思うわけです(観た人しかわからないけど)
まったく押しつけがましさ0で、エンタメ
的な物語の中で、自然に「幸せとは何か?」
を強烈に気づかせてくれる(考えさせてく
れる)要素があるから、ここまで大変な話
題になっているのだと思います。
「自分の幸せを願う」なんて言うとまるで
“エゴ”のように感じる人がいるかもしれ
ませんが、
「自分の幸せを願う」のはエゴではなくて、
完全に“義務”でしょう。
どう考えても「幸せを目指す」のは、エゴ
ではなく義務です。スパークルじゃないで
すが「義務~だと思う~んだぁああ~~~」です。
自らの幸せを願うことがエゴとして否定さ
れるべきことなら、最初から生まれてくる
意味などないわけです。
そもそも自分すら幸せにできない人が、
他人を幸せにできるわけもないですから。
もうお亡くなりになりましたが、昔杉村
太郎さんという稀代の名コーチがいました。
私は学生時代に一度お会いして1時間ほど
話をさせて頂いた(というか相談に乗って
もらった)ことがあるのですが、この方が
「フルカップ理論」
という話をされてたんですよね。
私の記憶が正しければ、この理論は、
カップ=自分
で、そこに水を注いでからあふれ出た分が、
他人に貢献できる分量という話でした。
カップに水を注いでいくと、水がいっぱい
になる。それ以上注ぐと、カップから水が
あふれ出る。
人間もそのカップと同じで、まずカップ
(=自分の幸せ)を満たさないことには、
水をあふれさせる(=人に貢献する・人に
優しくする・人を気づかう)ことは難しい。
まず「自分のカップ」を満たせと。
そんな話だったと記憶してます。
受験勉強も、間違いなく「自分のカップ」
を満たそうとする行為であり、繰り返しま
すが、それはエゴではなく義務なのです。
あなたも私も、幸せになる義務があります。
しかしその義務をまったく果たせない
(果たしにくい)時代もあったわけです。
だからまずは、自分のカップ(幸せ)を
満たすことを、遠慮無く、怒濤のごとく、
追求していけばいいということ。
これが“受験勉強の原点”ですから、
どんなに不安で焦ってきても、絶対にその
原点を忘れないでほしいと思いますね。
それではまた。
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