- 2016-11-30
- 受験生が陥る不安・焦りの対処法, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
まもなく12月になり、残りわずか1ヶ月
で今年は終わりです。
受験生はこのタイミングで、一度
「本番までに、あと何と何を
どれくらいやる必要があるか」
を正確に出しておくことをおすすめします。
12月の「月間目標」を設定するのも大事で
すが、ここまで本番が近づいているので、
今はそれと同時に「あと何をどれくらい
勉強する必要があるのか」を、一度しっ
かり把握する作業が必要です。
日頃からそれを常に把握できている人は
いいですが、毎日の目の前のやるべきこと
に追われて、「あと何をどれくらいやる
必要があるのか」をしっかり把握しきれて
いない人も少なくないと思います。
その状態を放置して、ただひたすら目の前
の課題ややるべきことを毎日処理するだけ
で勉強を進めていくのは危険です。
勉強しているときは現実を忘れられますが、
状況把握ができていないのは何事において
も危険なのです。
「最低でも絶対これだけは(ここまでは)
やらないといけない」
「3周は確実にやれるが、可能なら○日まで
に5周はしておきたい」
などなど、残り時間で必ずやるべきこと~
できるだけやっておきたいことまで、
今後のシミュレーションを、科目別にでき
るだけリアルにしておいたほうがいいですね。
そういう機会は常にあるといえばあります
が、本年最終月の12月がスタートするこの
区切りを活かして、普段あまりじっくり考
えないことを考えておくのがタイミング的
にもおすすめ。
私の経験則ですが、この時期は一般的に
多くの受験生の不安がMAXレベルになる時期です。
1月になったらもう年が明けてしまうので、
お尻に火がついた感じで勉強することにな
るわけですが(つまり不安を感じる暇もな
くなる)、まだ2016年の今のうちは時間的
にもギリ余裕があります。
ただそれが返って不安感を増大させやすく、
受験生の年間通しての不安のピークは大体
12月前後頃になることが多いです。とくに
今から2~3週間くらい。
その不安の原因は複数あるわけですが、1つは
「あと何をどれくらいやる必要があるのか」
を正確に把握できていないこと。
それが見えていないと、現実を把握・直視
できていないわけで、不安が膨らんでいく
のは必然です。
私も高3のこの時期はまったく勉強の進み
具合に自信が無かったので、現実を直視す
るのが怖くて怖くて(>_<。)、
「あと何をどれくらいやる必要があるのか」
を正確にチェックすることから逃げていました。
しかしそれはまるで虫歯が見つかると嫌だ
から、歯の定期検診から逃げているような
もの。それでは歯の健康は保てないです。
健康でも仕事でも勉強でも、悪循環という
のは、こういう
「現実を直視しない(把握しない)ところ」
から発生します。
本当に合格する確率を高めたいなら、まず
は現実から逃げずに、できるだけリアルに、
「あと何をどれくらいやる必要があるのか」
をここで一度しっかり確認しておいてください。
現実をしっかり把握するのが精神的に辛か
ったとしても、それは絶対乗り越えないと
いけない痛みですからね。
それではまた。
<関連記事>
不合格をイメージせよ~「落ちる」「スベる」に過剰反応する人へ~
「こんな私に喝を入れて下さい」というアホなお願いについて
自分1人すら幸せにできない人は、他人を幸せにできない論