- 2017-6-14
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方, 受験を突破する記憶術
こんにちは、中西です。
今回は、暗記の基本テクニックについて。
私の友達で、小中高とずっと部活が一緒だ
った男がいるのですが、彼は高校で日本史
の成績が、学年でダントツのナンバーワン
でした。
で、その彼に一度日本史のノートを見せて
もらったことがあるのですが、
明らかに先生が黒板に書いた内容以上に、
いろんなメモがぎっしり書かれた、文字だ
らけのノートになっていたのです。
「何をそんなにいっぱい書いてるんだろう?」
と思ったのですが、授業を聞きながら、
あるいは、家に帰った後の復習時に、
日本史の副教材や、先生のちょっとした雑
談や、教科書の一部などから、自分で色々
情報をピックアップしてきて、
先生が黒板に書いた内容に、自分なりに調
べた情報を
「ガンガンに付け足していた」
のです(゚ロ゚;)
ノートが全ページ、びっしり
文字だらけになっていて、白い部分が
ほとんどないほど。めっちゃ気持ち悪
かったです。
このびっしり文字だらけのノートを
見た当時は
「そんな余計な情報をいろいろ盛り
込んでも意味ないだろう。こいつは
やっぱ日本史オタクだな(-_-;)」
とか思っていたのですが、今思えば完全に
彼のやり方は正しかったです。
どういうことかというと、脳というのは、
単なる丸暗記よりも、その暗記したい事柄
に関する周辺情報や知識を一緒に覚える方が、
結果的にその事柄を長期的に記憶に残し
やすいからです。それがたとえ雑談のような
試験と関係ない話であっても、です。
「1600年関ヶ原の戦い」という事柄を暗記
したいのであれば、誰と誰が戦ったのかは
もちろんのこと、
その戦いが天下分け目の戦いになったことや、
石田三成に関する雑談、石田三成の変なCM
動画の話、ちょうど1600年なので、17世紀
ではなくギリギリ16世紀だぜ!といった気づき、
その3年後の1603年に東軍の徳川家康が江
戸幕府を開いたことなどなど、何でもいい
ので関連情報を盛り込んでいた方が覚えや
すく忘れにくいわけです。
冒頭にも書きましたが、これは別に特殊な
記憶術などではなく、暗記の基本テクニッ
クだと思っておいてください。
単純に考えれば、いろいろ書き足したら
「情報量が増えてしまうので、
覚える量が増えて暗記が大変になる」
と考えてしまいそうになりますが、
脳の記憶のメカニズムでいうと、無味乾燥な
事柄を単発で丸暗記するよりは、いろんな関
連情報と併せて覚えた方が記憶に残りやすい
わけですね。
というわけで、単純な丸暗記というのは、
何度も繰り返してようやく頭に叩き込んだと
しても、あっさり記憶から消えていくことも
少なくありませんので、
暗記をするときは、一見余計な情報や雑談に
思えるような話でも、出来るだけ一緒にいろ
いろ盛り込んでメモしておく方が、暗記効率
が高まるのでお勧めです。
それではまた。