- 2016-11-22
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
私は受験勉強を進めていく上で、一番
もったいないと思うことが1つあります。
それは、「復習の取りこぼし」です。
つまり、過去に一度やった勉強をそのまま
放置してしまって、復習にまったく(ほと
んど)手を付けないまま試験を迎えるよう
なパターン。
これは「もったいない」のはもちろん、結
果的には「極めて非効率」な勉強をしたこ
とになります。
「一度だけやって終わった」ということは、
脳のどこかに記憶が眠ってしまっているわ
けで、
その内容が身につかずに忘却してしまった
なら、それは「全くやっていない」のと実
質的にはあまり変わりません。
もちろん、本当に「もう復習する必要が無
くなった」と判断できて、あえて一度やっ
た学習を意図的にやらなくなったのならわ
かりますが、
単にいろいろ勉強している間に「復習を忘
れたまま放置してしまった」なんてことも
あります。
例はいくらでもありますが、たとえば夏に
「夏期講習」
を受けた人は、そのとき学んだ講習のテキ
ストを、もう復習したり見直す必要はない
でしょうか。
えらそうに言ってますが、私が受験生のと
きも、ちょうど今ぐらいの時期に「夏期講
習」で習った日本史やら国語のテキスト
(&ノート)をなんとなくチェックしてみ
て驚いたことがありました。
「うわ!このテキストとノートは
めっちゃ使えるやん(°□°;)」と。
これは個人的な感覚なのですが、とくに夏
期講習のテキストとかノートは、秋以降に
なるとなんとなく
「昔にやった古いテキスト」
といったアウトレット商品的なイメージが
自分の中で出来上がってしまい、その復習
をしばらくしてから改めてやろうという気
持ちは、失せていることが多いです。
ところが、一定以上まとめて勉強したその
テキストなりノートは、時間がたって改め
て見てみると、
「使えるテキスト(ノート)」
であることが少なくありません。なんせ一
度しっかりやった学習内容ですからね。
そのままやらずに最後まで放置していたら
何も身につかずに終わったものが、一度や
った内容である分(また、その後実力がア
ップしていることもあり)、
ちょっと復習をするだけで、あまり時間と
労力をかけずに大事な知識を頭にたたき込
みやすいのです。
一度やっているという事実と、その後の勉
強を通して周辺知識や別分野の知識も頭に
入っているなどして、一度目のときとは違
った「ちょっと新鮮な感覚」で復習をでき
る場合も多いです。
発酵食品みたいなもので、しばらく放置し
ていたことで、その当時の学習内容が、今
の自分にとってより熟成された意味のある
ものに変わっている場合もあるということ
ですねヽ(´▽`)/
そういう昔やった「使えるテキスト(ノー
ト)」の復習は、そんなに時間がかからな
いわりに、実力アップへの貢献度は高いわ
けです。
そういった“過去の頑張り”を放置しておく
のはもったいないと私は思いますね。
もう今の自分にとって復習する意味が本当
に無くなっているならいいと思いますが、
“過去の頑張り”をざっとチェックしてみる
と、意外なお宝が眠っていることがよくあります。
ぜひ夏期講習のテキストなど、放置してし
まっているものの中に
「使えるテキスト(ノート)」
がないか、この時期に一度確認しておくのが、
時間を最大限有効に使い切るためにもおすす
めですね。
それではまた。