- 2016-8-26
- おすすめ記事, 効率的な時間管理術, 勉強のやる気アップ法, 受験勉強で賢く休憩するコツ
こんにちは、中西です。
私は小学生・中学生の頃に日常的に
ゲームをよくやっていました。
小学生のころが一番ハマりまくっていて、
友達や弟としょっちゅうやってましたし、
親戚の子ともよくやってました。
ときどき父ともやってました。
友達とソフトの貸し借りなんて日常茶飯事。
中学生のときは勉強と部活と生徒会と塾で
忙しかったのですが、それでも三国志の
ゲームとか割とやってましたね。
私自身が多感な小学生~中学生のときに
ゲームをやってきた感覚を言わせてもらうと、
ゲームそのものによって「頭が悪くなった」
という感覚を持ったことはほぼ全くありません。
むしろ頭を使ったり、駆け引きや瞬発力・集中力を
養えている部分があると感じることの方が
圧倒的に多かったです。
ところが、学校の先生たちも世間的な親御
さんの一般論をみても、だいたい
「ゲームは頭が悪くなる」
というイメージを持っている人が多くて、
そういう「ゲームは頭を悪くする論」に、
ずっと違和感を持っておりました。
そうやって「ゲームは子供に悪影響しか
ない!」と決めつけている人やそんな意見
を聞くたびに、私は心の中で
「あんた絶対ゲームやったことないだろ。
ゲームそのものが頭を悪くするんじゃなくて、
ゲームにはまりすぎて勉強しないから
成績が悪くなるだけだよ」
と突っ込んでおりました。
いまだにこの「ゲームは頭を悪くする論」
を信じ込んで疑わない人もたくさんいる
わけですが、
この私に言わせれば“安易にイメージだけで
決めつけている稚拙な言論”との長年に
わたる静かなバトルが、ついに、ようやく、
終焉をむかえることになりそうです。
その決定的なニュースがこちら。
▼「ゲームを楽しむ子と禁止されている子で
成績に違いがないことが判明!」 朝日学生新聞社の調査結果
つまり、丁寧に調べていったら、
「ゲームを楽しんでいる子」と
「ゲームを禁止されている子」で、
成績に違いがなかったと。
さらに、
「ゲームOKの子は家族との
会話も多く、友達や仲間も多い」
ということで、
むしろゲーム禁止されてる子より、
ゲームをやっている子の方が周りとの
コミュニケーションも取れている
くらいだったわけです。
ちなみに私は中学時代でゲームはほぼ卒業し、
高校以降はやらなくなりましたが、
弟は高校時代もやりまくってました。
弟とは年齢も近いので、当時進学校に
進んだ私は弟を見て
「高校でもゲームやりまくって大丈夫かこいつ」
とか思っていたのですが、
クラスでも応援団で友達も多かったようですし、
部活でもかなり活躍していて、
その後多少紆余曲折しつつも、
今では某分野でトップシェアを誇る
一流企業でエンジニアとして活躍してます。
エンジニアとしていろいろ多ジャンルで
面白いコンテンツを作っているようですが、
女子向けの携帯恋愛ゲームなんかも
手がけているそうな。
最近は滋賀から東京に出てきたのですが、
生意気にもセレブが多い都内の某高級
住宅街に住んでます(田舎もんのくせに!)
でも弟は小中高とゲームやりまくっていた
点を考えると、まともに育っているといえそうです。
10代にゲームをやりまくっていた自分自身・
友達・弟・親戚の子たちのその後の大人に
なった状況を見る限り、みんなまともな
大人に育っております。
どこからどう考えても、
「ゲームをすると頭が悪くなる」
「ゲームは人格に悪影響をおよぼす」
的な話は、“ゲームをやったことがない人の
勝手な決めつけ”にしか思えなかったわけです。
「ゲーム自体で頭は悪くならない」という
考え方は、自分の経験から自信がありましたが、
その考えが正しかったことが、ようやく
裏付けのある形で判明したことになりますヾ(´▽`)ノ。
上の記事で、東京大学大学院の馬場章教授
によるまとめとして、
——————————————
「ゲームと勉強は対立しない。
勉強前のゲームは勉強の能率アップにつながり、
また直接的に勉強に役立つゲームもある。
上手く取り入れる工夫を。」
「ゲームはコミュニケーション能力や
リーダーシップ、向上心の醸成にも役立つ」
——————————————
と明言されています。
いえーい!東大教授のお墨付きまでもらったぜ!!
馬場教授によると、ゲームをするルール
については、
「ゲームはルールを決めて遊ぶべきだが、
親が一方的に決めるのではなく、親子で
話し合ってお互い納得して決めることが重要」
とのこと。
ただ「受験生」については時間が限られて
いるので基本はやらないのが理想ですが、
馬場教授の言うように
「勉強前にやると能率アップにもつながる」
ので、ゲームが好きな人・ゲームが
気分転換になるタイプの人は、
しっかり時間を決めて時々やるくらいなら
問題ないでしょう。
繰り返しますが、“ゲームそのもの”に
悪影響があるわけではありませんので、
これは単に、ゲームと勉強の
「時間配分の問題」
だったということですね。
それではまた。