- 2016-8-25
- おすすめ記事, 効率的な勉強法~中上級編~
こんにちは、中西です。
今回は私がやっていた
簡単な記憶法について。
実際は記憶法というほど大げさでもないの
ですが、ちょっと意識するだけで、
ほとんど労力をかけずに記憶の定着率を
アップさせるコツがあります。
有名な「エビングハウスの忘却曲線」を
見れば明らかですが、人間の記憶は覚えて
から最初の24時間のうちに、
すごいスピードで覚えたことを忘れていく
ことがわかっています。
これを防ぐには、新しい知識を頭に入れたら、
なるべく早い段階で一度復習することです。
とくに授業を受けたときは、授業直後に
5分ほどかけて、今受けたばかりの授業の
内容をざっと復習するのは効果があります。
今受けた授業なので、先生の説明や理解した
プロセスも頭に入っているため、ノートに
書かれた内容がまだホットな状態で復習する
ことになります。
つまり短時間で復習でき、今聞いた内容を
思い出すのは楽なので復習の心理的負担も
軽いわけです。そのタイミングを逃さない
ほうがいいですね。
そしてもう一つ、本質的には同じ要領なの
ですが、さらにもう一歩つっこんだウルト
ラC的な復習法がありまして、それは
【 授業の内容を“授業中に”復習する 】
という方法。
これは、授業中に10分おきくらいに、その
10分間にやった内容を復習するということです。
ただし、今やったばかりですので
「ざっと見返す」程度でもOK。
時間にして数秒~30秒以内程度でかまいません。
何分もかけなくていいです。
まあ10分というのは目安ですが、ようする
に50分授業であれば、その50分の間に、
何回かさらっと短時間で復習するということですね。
最初から最後まで先生が切れ間なくぶっ飛
ばしていく授業では難しいかもしれませんが、
ときどき先生が黒板を消したり、黒板に文字
を書いている最中など、10秒~20秒くらいの
間があく瞬間があることは少なくありません。
そういうときに、ボーッとしているんじゃ
なくて、その授業でやったさっき聞いた
ばかりの内容をざっと簡単に見返す。
こういう「短時間でざっと見返す復習」を、
授業中に2~3回やるだけでもぜんぜん
記憶の定着率が変わってきます。
授業中に1回だけノートに書いて、次に
見返すのは定期テスト直前・・・なんて
人に比べれば圧倒的に楽に、時間をかけず
に授業の内容を頭に入れやすくなるのです。
もはや「復習」と呼んでいいのかすら
わからないほどのタイミング・短時間なので、
復習というより本格的な復習をする前の
「プレ復習」、あるいは本格的な復習の前
にやる「復習の準備体操」といえるかもしれません。
この
「授業中に授業の復習をする(=途中で数回さらっと見返す)」
という習慣をつけておくと、あまり労力を
かけずに、授業でやったことの記憶への
定着率を高めることができます。
なんせ「授業中にやる復習」ですから、
余分に復習の時間をとられるわけでは
ありませんからねヾ(´▽`)ノ
なお、勘のいい人ならすでにお気づきかと
思いますが、この方法は授業中に限らず、
「自学自習中」
においても使える方法です。
つまり自学自習をしながら、10~30分おき
くらいに
「今やったばかりの自習内容を
10~30秒以内くらいでさらっと復習する」
わけですね。
授業バージョンにしろ自学自習バージョンにしろ、
「ほんのちょっとした一手間」をかけるだけで、
後の記憶の定着のための労力を最小限に抑える
ことができます。
復習はこういう「ちょっとした一手間」を
惜しまない方が賢いですね。
そんな大した手間をかけない「賢いやり方」
を地味に続けていくと、そのうち周りが
「賢い人だ」と勘違いしてくれるようになります。
本当は「頭が賢い」のではなく
「やり方が賢い」だけでしたとさ(゚~゚o)
それではまた。