- 2017-8-6
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こんにちは、中西です。
夏休みは大半の受験生にとって、最初の
「とても孤独な生活」になるはずです。
ふだんの土日のような休みと違い、圧倒的
に長期におよぶ休暇になるわけですが、
ここまで連日ずっと「孤独な日々」が続く
のは、受験生にとっては初めてになるはずです。
また、そうでなければならないわけですが。
夏休みが「受験の天王山」と呼ばれている
のは、少し表現を変えて言うなら、それだ
け圧倒的に長い「孤独の時間」をすごすか
らであり、
その「孤独の時間」のすごし方次第で、
受験の結果が左右されるからです。
受験生活を通してこの「孤独の時間」を乗
り越え、孤独に対する耐性を鍛えておくこ
とは、実はその後の人生のとてもいい訓練
になっています。
合格後にどういう分野に進むにしても、何
か結果を出すときに「孤独」に耐えられる
かどうかで勝負が決まる部分があります。
孤独に耐えられずに常に誰かとつるんでい
たり、群れていないと耐えられない人は、
ほぼ間違いなく、何の結果も残せず一生を
終わることになるでしょう。
いわゆる天才・偉人と呼ばれる人たちも、
孤独に耐えることなく大成した人など一人
もいないわけです。
このあたりについて、ドイツを代表する
文豪ゲーテは次のように言っています。
「孤独はよいものです。自分自身と平和の
うちに生き、何か達成すべきしっかりした
ことがあれば。」
このメルマガを読んでいる受験生で、
「何か達成すべきしっかりしたこと」が
ない人はさすがにいないでしょう(笑)。
さらにゲーテはこうも言っています。
「才能は孤独の中で培われ、
人格は世にもまれて磨かれる」
受験生が培うべき「才能」とは、言うまで
も無く、試験に合格するための実力です。
ゲーテの言葉を借りて言うなら、「人格を
磨く」のは合格後からでもできるわけで、
今は「才能」を徹底的に磨くべき時だとい
うことです。そして、それは「孤独の中で
培う」しかないわけです。
受験生の夏休みは、世間が楽しそうにして
いるときに、自分だけ孤独に頑張っている
ような気がして(ノД`)、おそらく人生で一
番辛い夏だと思いますが、
この一夏の「孤独」を乗り越えられるかど
うかは、秋以降の実力を決めるのはもちろ
ん、合格後の生き方にも影響を与える要素
なのです。
8月の圧倒的な「孤独」な日々に、
ぜひ勝利してくださいね。
それではまた。