- 2016-3-13
- おすすめ記事, その他・雑談, 勉強のモチベーションアップ, 受験が終わった後について, 受験の意味を考える, 志望校・進路の決め方
こんにちは、中西です。
「好きなことで生きていく」
ことをリアルに考えていくなら、
受験勉強や学校教育が持っている
“ある弊害”
について理解しておく必要があります。
それは
「弱点の克服」
という考え方です。
この考え方は、学校でも、受験勉強を
進めていく戦略上でも、非常に重要な
ポイントになっています。
実際、「弱点の克服」をすること無しで
学校の成績は伸びないことが多いですし、
受験はまず突破できないことが大半です。
そのせいか「弱点の克服」という考え方は、
いっけん生きていく上で非常に大切な
正しい考え方のように見えてきます。
この方法論は学校・受験勉強では成果が
あった方法なので、その方法論をほとんど
絶対的に大切なことだと信じている人も
少なくありません。
ところが、この「弱点の克服」という考え方は、
学校や受験勉強以外の場所においては、
控えめに言っても“非常に危険な考え方”
になる可能性が高いです。
実は有名企業や大企業でも、
人材(社員・スタッフ)に対する考え方が
古い企業は、この「弱点の克服」を頑張って
するように指導していたりします。
が、ちょっとでも人材に対する見識が
まともな企業なら、スタッフに対して
こんな「弱点の克服」なんかを
必死でやらせることは、まず無いです。
なぜかというと、人間は「弱点の克服」
なんかをしても、仕事上で大した成果を
上げられないからです。
弱点を頑張って克服してようやく
人並みになったような技能など、
現代社会では全く意味がありません。
これを言い過ぎだと感じた人は
“呪縛”にとらわれています。
ただ、学校教育で染み着いてしまった
「弱点の克服」という呪縛は強烈で、
この思想にしばられている人や組織は、
世の中にはかなり多いです。
独断と偏見でいうと、そういう
考え方が古い会社・人間理解の浅い会社では
うつになる人が多いです。
個人的にこれまで何度か、複数の
誰もが知る有名大企業の人材教育の現場を
みましたが、どこも考え方が古かったです。
やっている事業は時代の最先端でも、
人材に対する考え方は4~50年前の
ままだったりします。
学校教育や受験勉強において、
昔からたくさんの問題点・弊害が指摘
されていますが(ex詰め込み教育は良くない、
海外に比べコミュニケーション能力が育ちにくいなど)、
その弊害の中の筆頭にくる、
キングオブ学校教育の弊害<(_ _)>
ともいえるのが、この
【「弱点の克服」という思想 】
なのです。もう断言していいレベル。
この思想は人や組織によっては、
相当根深く「当然のこと」のごとく
考えられていたりするから要注意です。
そういう組織では「好きなこと」とか
「強みを伸ばす」なんて言葉を言おうものなら
アホ扱いされかねない空気すら漂っています。
当然、生きていくための最低限のマナーや
知識などは身につけていく必要はありますが、
キャリアの形成において、
まして「好きなこと」で生きていく上において、
「弱点の克服」など一切する必要は無い
ということを覚えておいてください。
「弱点の克服」を頑張って大成した人
など古今東西いませんし、
「弱点の克服」なんて呑気なことを
しているほど、人生長くはないです。
To be continued
※追記:次回記事⇒Youtuberから学ぶ!2種類の「好きなことで生きていく」