- 2020-2-20
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
勉強に集中するためにコーヒーなどのカフェイン飲料を飲んでる人も多いと思います。
カフェインは眠気防止など確かに効果があるのですが、デメリットも少なくないので注意が必要です。
昨日も「中高生の最大2割がカフェインの依存状態にある」という記事がありました。
▼受験勉強、カフェインの量に注意
コーヒーなど過剰摂取で心身影響
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1032111
上の記事のポイントを箇条書きでまとめますと、
▼中高生の最大2割程度がカフェイン摂取量を調節できなくなる「依存状態」にあるとの研究結果
▼福井県内の精神科医は過剰摂取が心身にさまざまな症状を引き起こす可能性を指摘
▼カフェインが含まれる飲料例:コーヒーやコーラ、紅茶、緑茶、ウーロン茶、エナジードリンクなど
▼「取り過ぎかなと思った場合、午後の摂取を控えてほしい」と呼び掛け
▼摂取量が多いと気分が高揚して不眠になるなど中毒症状を引き起こす
▼カフェインが体から抜ける時には頭痛や気分の落ち込みなど精神障害と似た「離脱症状」が表れる
▼影響を理解した上で飲む量を調節できない場合は「依存」とされ、常用する中高生の最大2割程度が依存状態
▼「2013年頃※から、カフェインの摂取量で精神に影響が出ると認知され始めた」(福井大学子どものこころの発達研究センター鈴木太准教授)
※2013年に米国精神医学会のカフェイン依存の診断基準が掲載
▼カフェイン中毒の症状
落ち着きがなくなる/神経過敏(ちょっとしたことで怒る、傷つくなど)/興奮/不眠/顔面紅潮など
▼カフェイン離脱の症状
頭痛/疲れやすい/眠気/気分の落ち込み/怒りっぽい/集中しにくいなど
・・・という内容です。
思いっきり端的にポイントだけ言うと、
【 カフェインは肉体だけでなく気分にも影響を与える 】
ということですね。もちろん適度に飲んでいる分には問題はないわけですが、 勉強中に飲む飲み物の多くに含まれているので、過剰摂取になりやすい成分でもあるわけです。
ではどれくらいが適量かというのは、飲み物にも飲む量にもよりますし、個人差もありますので一概には言えないのですが、
7時間ぐらいカフェインは効果が持続するという研究もありますので、目安としては
「午後になったらカフェインを飲むのは注意が必要」
というのがざっくりとした一つの基準になるかもしれません。
上記の記事でもそのように注意が出ていますし、他の医師も「午後は控えた方が良い」という見解を持っている人も多々います。
午前中なら夜の睡眠にもほとんど影響を与えませんからね。
また効果の持続時間が長いため、午後過ぎの眠気を抑えるために、午前中(午前の後半~終わりあたり)に少し多めにカフェインを取っておくという手もあるわけです。
そもそも冬場は日照時間や気温の関係で、冬季うつなどになる人も少なからずいて、気分的に春や夏に比べて落ち込みやすい傾向があります。
冬季うつの防止方法としては、1日の中でなるべく日中に外を歩くことで、日光に当たりセロトニンが増え、 運動の効果とともに精神状態も整いやすいです。
そういった対策をしていない人が、同時にカフェインも大量に摂取していて依存状態になってると、気分が相当不安定になってもおかしくなりません。
というわけで中高生は体が元気なのでカフェインの悪影響の方を軽視しがちかもしれませんが(あと知識不足も)、
実際問題としてカフェインの依存状態になっている中高生が多いようなので、安易にカフェインを摂りすぎないようにくれぐれもご注意ください。
それではまた。