- 2016-1-10
- おすすめ記事, センター試験対策, 勉強のモチベーションアップ, 受験を突破するマインドセット, 潜在意識・自己暗示の活用
こんにちは、中西です。
センター試験まで残り1週間弱。
「来週の今頃にはすべてが
終わっている」
という段階まできました。
ここ最近はさんざん
「直前期の勉強法」系の話を
していますが、
今回はちょっと角度を変えて、
このタイミングで内面的に
大事なことを考えてみます。
多くの人は
「俺はやるときはやる男」
「私はいざとなったら本気で
取り組む人間だ」
と思いたいし、
実際にそう思っていることも
少なくないわけですが、
その自己イメージは
どうやって出来たのかというと
「親の教育」だったり
「根拠無き自信」だったり
「過去の実績(経験)」などに
影響を受けて
出来上がっているわけです。
「根拠無き自信」を持つというのは
人が生きていく上で
非常に重要な要素だといえますが、
いっぽうである程度年齢を
積み重ねていくと、
自分の過去のどの時点においても
そう思える“根拠”らしいものが
無い状態では
「私はやるときはやる人間だ!」
などと思うことが困難になっていきます。
つまり「根拠無き自信を持つ」
といっても限度があって、
「いざという時」が
過去何度もあったのに、
そのたびに自分が納得いくレベルで
真剣に取り組めていなかったのなら、
「俺、いざという時に本気で
取り組んでいないじゃん」
という悪いほうの実績(=根拠)が
積み重なっていくわけです。
結果、大切な「根拠無き自信」も
必然的にどんどんゆらいでいきます。
それが生きていく上でどれほど
大きな損失なのかということに、
一度このタイミングで
思いを巡らしてみてほしいのです。
受験が終わった後、
生きていく限りは学業でも仕事でも
プライベートでも、
何かに取り組んで生きていくわけですが、
そのときに一定以上、自分に対する
「自信」なり、
「過去の実績(成功体験)」
がある人は強いです。
一定以上の年齢の大人で本当に
自信にあふれている人というのは、
例外なく
「過去に何かに真剣に取り組んだ
実績(成功体験)」
があるものです。
受験の成功体験も含めて。
年齢を重ねるにつれて
「いざというとき」は
何度となく訪れるわけですが、
そのたびに
「本気に取り組まない経験(=根拠)」
を積み上げてしまっては、
いずれ「根拠の無い自信」はゆらぎ、
「ダメなほうの根拠」に負けて行って
しまうのです。
そうなったら、最悪の場合
「俺はダメなやつ」
という認識ができあがり、
「『いざというときに自分は
本気になれない』
という根拠ならたくさんある、
自己イメージの低い人間」
になっていきます。
こうなったら本当に悲惨ですし、
一度そういう認識が出来上がってから
新たに自信を持てるようになるのは
そう簡単ではありません。
だからこそ、
「根拠の無い自信」があるうちに
(あるいはそれが無かったとしても、
悪い方の“根拠”を積み重ねる前に)、
「自分はやるときはやる人間なんだ!」
という自己認識がそう簡単には
崩れないような
“本気で物事に取り組んだ経験”
を積んでおくことが
極めて重要になります。
そういう経験は
事実として一生消えませんから、
それが今後何をするにしても
生きていくエネルギー(自信)の一つに
なっていくわけですね。
残り1週間弱、合格するために
勉強の生産性を高めることは
当然ながら超ド級に重要ですが、
このラスト1週間には
生涯の自己認識を左右しかねない
大事な経験(根拠)を
今後の自分のために積み重ねるという、
もう一つの超ド級に重要な側面が
あることもぜひ忘れないでください。
それではまた。