- 2018-4-23
- おすすめ記事, その他・雑談, 勉強のやる気アップ法
こんにちは、中西です。
人のやる気が高まる時のパターンにはいくつかあります。
その中で、あまり一般的に「やる気アップのテクニック」としては言われていない方法なのですが、
実際のところ、非常に大きなやる気がわいてくる方法があります。
「やる気が出る勉強法」「科学的なやる気の出し方」みたいな本にはおそらく絶対出てこないやり方なのですが、個人的にはトップクラスに来るやる気アップ法があるのです。
多分“この方法”を「やる気アップ」という表現で使ってしまうと、不謹慎な感じになるからだと思います。
誤解を恐れずいいますと、その方法というのは
「自分より不遇な環境にいる人が、自分より凄い毎日を生きてる事実を知る」
という方法です。
具体的に自分の中でどんな感情が沸き起こるかと言うと、こんな感じ。
「うわっ、この人こんなにも大変な状況なのに、なんてすごい毎日を送っているんだ。
この人よりずっと恵まれてるはずの自分が、一体何をやっているんだ。
自分はなんて小さいことで悩んでるんだろう。もっとしっかり毎日を生きなきゃ!」
・・・みたいな気分になって「やる気が高まる」ということです。
別にこういう気持ちになることは不謹慎なことではないと思いますが、 そう解釈する人もいるでしょう(たぶん)
実際のところ、こういう気持ちを意図的に作り出す「やる気アップ法」を説いている専門家は、私の知る限り一人もいません。
実はこの話をしている理由は、私自身が最近「ある人物」の存在を知って、そんな気持ちになったからです。
その人物というのは、徳田虎雄さんです。
徳田虎雄さんは、71の病院で職員3万人を擁する日本最大の病院グループ「徳洲会」を、一代で築き上げた方です。
鹿児島県徳之島町・天城町の名誉町民でもあり、80歳の現在もトップとしてグループに指示を出しておられます。
貧困家庭で生まれ、弟さんが医療を受けられなかったせいで急病死されたことをきっかけに、医師を志したそうです。
2浪して大阪大学医学部を卒業したあと、「失敗したら自殺してその保険金で返す」と説得して銀行からお金を借り、「徳田病院」を大阪の松原市に設置。
2年後、医療法人徳洲会を設立されました。
ちなみに41歳頃の映像がこちら。この映像だけ見ても、とんでもない情熱で生きておられたのがわかります。
この凄まじい情熱で日本最大の病院グループを一代で築き上げたわけですが、 2002年に全身の筋肉が衰退していく難病の 筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発病。
その後は全身が一切動かない生活を余儀なくされます。
今では「目の動き」だけで、自分の意思を伝える生活をされているのです。
つまり上記の「80歳の現在もトップとしてグループに指示を出して」というのは、全身が一切動かない状態で「目の動きだけ」で行なっておられるということです。
そのようすの一部(4分28秒あたりから)
徳田虎雄氏の人生は、到底このメルマガでは一部すら書ききれませんが、清濁併せ持つ、凄まじいものでした。
ふつうの健康な人でも80歳という高齢になれば仕事は引退しているものですが、彼は眼球しか動かなくなった今現在もなお、世の中のために情熱的に生きておられます。
徳田さんの生き様を知ると、身体もまだ若く、健康で、全身の機能に何ら損傷もなく、無事に自由自在に体を動かせる自分を振り返り、
「ほんまにもっと全力で生きなあかん…」
と思わざるを得ないのです。
(徳田さんについて詳しく知りたい方は、上の動画やネットで調べてみてください。)
私は今後も、時々徳田さんのことを思い出して、元気と勇気をもらい、やる気を高めようと思います。
こんな「やる気アップ法」があってもいいんじゃないかと思うのですが、どうでしょうかね。
それではまた。