こんにちは、中西です。
昨日、久しぶりにこのメルマガの継続日数を調べてみました。
継続日数といってもあくまで「毎日更新に切り替えてから」の日数で、メルマガ自体は2011年3月から9年間続いています。
アプリで毎日更新に切り替えてからの日数がわかるのですが、それを確認してみたら1925日目ででした。
毎年の元旦やお盆はもちろん、身内の葬式の日も、一日も欠かさず配信してきました。
100日目の時からなんとなく100日ごとにこのメルマガで日数を報告して、同時にその回で「継続のコツ」「継続の重要性」などをテーマに配信してきました。
今回は1900日から1ヵ月近く経ってしまっていて、さらに1800日のときも忘れていたような気がするので(やりましたかね?記憶にない(つД`))、もしかすると7ヵ月ぶり位の「継続ネタ」になるかもしれません。
ちなみになぜ100日=約3ヶ月おきに継続をテーマに配信するかと言うと、
「他人が継続している体験談を聞くことで、継続力が上がるから」
です。つまり私がそういう話をすることで、そこで語られるテクニックはもちろんなんですが、
単純にそういうテーマで他人の体験談を読者の皆さんが聞くこと自体がモチベーションにつながりやすく、それが結果的に継続力につながるからです。(脳科学的に言うとミラーニューロンで説明がつきます)
で、今回は「継続」の中でも特に重要だと思われる
「技能(スキル)の蓄積」
についてお話しします。
私はこの仕事を2009年からやりだしたので、今年で11年目になるわけですが、
11年前と今の自分を比較すると、「勉強の集中力」と言うテーマについての知識も経験も、当時とは全く比較にならない位に引き出しが増えています。
これは当たり前で、例えば私が早稲田大学に合格するために、まともに勉強していた期間はトータル1年半くらいです。
それまで全く勉強していなかった高校生が、私学ではトップの早稲田大学に(併願で上智や同志社も)合格するまで、1年半ほど。
しかも現役時代は5教科勉強してましたし、浪人は絞り込みましたがそれでも3教科勉強してたわけです。
それでも受験前と合格後の自分の学力を比較すると、まるで別人のように感じたものでした。
そう考えると「勉強の集中力」と言うテーマについてはたった「1教科」に特化して、なおかつ早稲田に受かった期間の10倍近い期間を費やしているので、
受験勉強と仕事のインプットは性質が随分違いますが、1つのことに絞って10年以上やると別人レベルの領域に達すると言うのは、受験勉強の感覚からもなんとなく理解いただけるかなと。
11年目の今はどういう感じかと言うと、「勉強の集中力」と言うテーマで何か話せと言われれば、
間違いなく日本で1番誰よりも、詳しく面白く有効で役に立つ話を、何日間でもぶっ続けで延々と話すことができる…位の引き出し量にはなっています。
「引き出しの量」が無尽蔵にあるとどうなるかといいますと、それぞれの知識や体験談をかけ合わすことも容易にできるようになるので、
実質的に無限に近いバリエーションで情報提供ができるようになります。
まあこれはあくまで感覚的なものですが、私の中ではそういう実感があるのです。
そして人はアウトプットで評価されますので、そのアウトプットのクオリティがいつも一定レベルで高いのであれば、
自分自身を信用してくれる人も増えますし、
信用してくれる人が増えると言う事は、それはつまり収入が上がることも意味します。
そうなってくると、満足な収入を得ながら、自尊心も承認欲求も満たされつつ、多くの人の役に立っている確かな実感が得られますので、ひらたく言うと毎日が楽しくなります。
これがもし数年やって「やっぱり違うことをやりたくなったので引退しまーす!」とか言い出してやめていたり、
数年ごとに専門分野を変えるようなことをしていたら、当然ながら知識・技能の蓄積も無いので、いつまでたってもアウトプットが人並みになります。
何度も言っていますが、資本主義社会においては「人並み=普通」のままでは、人並みの収入すらも得られないようになるのです。
特にこれからの時代は、それが昭和や平成と比較にならない位顕著になります。
そして「普通」から脱却するための最大にして最高に効率が良い方法が、「継続する」と言うことなのです。
「要領よく短期間に結果を出す」ことが重要だと思い込んでいる人が多いのですが、それはあくまで短いスパンでの話です。短いスパンでの競争に勝つのであればそれでいいのです。
個人的に「短いスパンでの競争に勝つ」とか、しょうもなすぎて1ミクロンたりとも興味がありませんが、
そういう勝負にどうしても勝つ必要があるときは「要領よく短期間に結果を出す」ことを強く意識しなければいけないでしょう。
ところが面白いのは、そういう「競争に勝ちたくて短期間での要領が良いいだけの人」は、「要領が悪くても地味に地道に、長期間継続して蓄積をしてる人」には、最終的に絶対に勝てません。
理由は簡単で、「10年、20年、30年単位の技能(スキル・経験・知識含む)の蓄積は、膨大すぎて短期間の要領で補うことは不可能だから」です。
したがって要領の悪い人には朗報なんです。要領が悪くても、とにかく地味に地道に続けていけば、どこかの時点で技能の曲線が必ず逆転し、
気づいたらライバルも消えていて、いつの間にか周囲からも社会からも求められる人材になれるからです。
もちろん単に人から言われたことを何も考えずにやるような日々を続けるのではなく、「自分の頭で考えながら」という前提は何度も言ってる通り必須ですが、
そんなのは習慣的なものですので意識さえすれば誰でもできます。
私自身が社会に出てから複数の企業で「自分自身の仕事の出来なさ」を死ぬほど自覚させられ、迷惑をかけたくないのに大勢の人に迷惑をかけ続け、絶望的なまでに打ちのめされた結果、
ある時期は「もう自分は社会不適合者にしかならない」とまで本気で思っておりまして、
そこまでどん底まで自分の尊厳とメンタルを完全に打ちのめされて、最後の最後に行き着いた結論が
「これほどまでに社会人として何もできないなら、何か1つのことを継続する以外、自分にはもう生き残る道は何もない」
というところまで追い込まれ、ようやく「社会人として人に迷惑をかけることしかできない自分の最後の手段」として、やっと
「継続を味方につけよう。それ以外にもう何も残されていない」
と言う状況になり、そこからさらに何年もうまくいかない状況が続き、
ようやくようやく、今やっている仕事を「スタート」したのです。ここまで来てようやくスタートなんですよ私は(笑)。それが11年前。
しかし結果は、昔の月収の何倍もの金額を、メール1通書くだけで、普通に稼げるような状況になりました。
ここまで来てようやく、子供の時に聞いた「うさぎと亀」の話の真の意味が、震えるほどにわかったんです。
と言う感じなのですが、話しだしたらキリがないので今回はこのへんで。
「継続は力なり」と言うのはあまりにもベタすぎて、もはや誰も見向きもしない言葉ですが、
実感としてこの言葉の意味が分かった時は、多分あなたも背筋が震えると思います(怖すぎて笑)。
それではまた。