- 2015-8-26
- 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは、中西です。
もうすぐ8月が終わりますが、
夏休みが終わったあとに
注意しておいてほしいことがあります。
それは、
1、成績がすぐに上がるとは限らない
2、夏休みにやったことを完成させる
・・・この2点です。
冷静に考えてみれば
当たり前のことなのですが、
この2点を理解していないために、
夏休み後におかしなことになってしまう
受験生が少なくありません。
なので今のうちに、
その注意すべき点を
簡単に解説しておきますね。
まず1の
「成績がすぐに上がるとは限らない」
ですが、
これはほとんどすべての
学習に当てはまる法則で、
「夏休みの勉強」
にも、もちろん当てはまります。
成績(実力)の上昇というのは、
かなりの程度までその分野を
やり込んで行ったあとに、
ようやく点数に表れ出てくるもの。
少し前にこちらの記事にも書きましたが、
参考書なり問題集で勉強した内容自体は、
自分の脳内に着実に実力が
蓄積されているわけですが、
表面的(模試の点数・偏差値など)には
それがすぐには現れてこないわけです。
バケツにチョロチョロと
水を入れているようなもので、
外から見ても水が溜まっているのか、
まったく溜まっていないのかわかりません。
しかしチョロチョロでも
水を入れている限りは
確実にバケツ内の水は
増えていきますので、
外から見て水が溜まっていない
ように見られても、
自分はその“蓄積”を信じて
地道に水を入れていく。
すると、ある時、
バケツに水が満タンになって、
バケツのフチから
水があふれ出てきますヽ(´▽`)ノ
このあふれ出た水こそが
模試などで計測される
あなたの実力です。
バケツに水が溜まっていても、
あふれ出て来ないうちは
計測されないのです。
こうしてようやく、
あなたというバケツには
水(実力)があったんだと
(模試などで)判定されるわけですね。
だから、夏休みに勉強したからといって
「すぐに成績が上がる」
という期待をしすぎないことが大切です。
ようは合格すればいいのですから。
2つ目の
「夏休みにやったことを完成させる」
ですが、これも夏休み後によくある失敗です。
典型的なのは、
夏期講習を大量に受けまくったのに、
その復習をやらないで放置している
ような状態(=受験生時代のN西氏)です。
夏期講習にしろ、模試にしろ、
「復習」
を徹底してしっかり
やり込んでおかないと、
それは実力に結びつきにくいのです。
一度すでにやったことを
復習をするだけで実力につながるのですから、
これを放置プレイ(!)してしまうのは
大変もったいない話で、夏休みそのものを
結果的に無駄にすることを意味します。
夏休みにやったことはそのままにせず、
しっかり復習して
「完成させる」
ように心がけて下さい。
バッチリ仕上げるということですね。
なんでもそうなのですが、
意外に
「最後の一押し」
で気をゆるめてしまって、
それまでやってきたことを
完成させられないことってすごく多いです。
やってきたことを
「完成させる」「仕上げる」
というのは、
労力的にはそれほどでもない
ことが多いのですが、
心理的に重かったりします。
その重さに負けないでください。
その心理的な重さに負けたら、
夏休みの労力がパーになって
しまいかねませんからね。
夏休みが終わってしばらくしてから
でもいいので、
夏休みにやったことは、バッチリ
【 止めを刺す 】
ことを絶対に忘れないでほしいと思います。
それではまた。
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