こんにちは、中西です。
これは受験勉強に限りませんが、
何らかの本番にそなえる訓練として
シミュレーションをするときは、
「極力本番さながらにやる」
のがポイントです。
「本番さながら」に超リアルにシミュ
レーションみて、はじめて気づくこと
も多いからです。
イベントなどのリハーサルもそうですし、
自動車の仮免許試験なんかもそうですし
防災訓練に至っては必須の考え方ですね。
受験生でいうと、模試だったり、自習なら
「過去問の演習」
がそれにあたります。
この時期ならセンター試験の過去問をやっ
ている大学受験生も多いでしょう。
ところが「過去問の演習」をするときに、
本番ならほぼ確実にやる行為なのに、
自宅などで自分で演習するときには、
なぜか多くの人がすっとばしてしまい
がちなプロセスがあります。
それは、「見直し」です。
つまり、実際の本番では制限時間の終了
まぎわに必ずやる予定の「見直し」タイムを、
家で過去問の演習をするときには省略
してしまう人が少なからずいるという
ことです。
「見直しは、本番でしっかりやればいい」
と考えているのかもしれませんが、
冒頭で書いたとおり、シミュレーション
というのは「極力本番さながらに」やっ
ておかないと、想定外のことが起こるこ
とは少なくありません。
たとえば、
▼自分で思ってたより見直しには時間がかかる
▼見直す順番に意外とコツがいる
▼見直しタイムに入るまでに全部終わって
いないときはどうするか決めておく必要がある
▼計算や思考系の問題は、どこまで戻って見直すか
などなど、「見直し」と一言でいっても
多くのポイントがあるわけです。
こういうのは普段放置していて、本番で
いきなりやると、たいがいろくなことに
はなりません。
ましてセンター試験のような時間との
戦いの試験においては、練習時に見直し
タイムを想定していないのは致命的に
なります。
えらそうに言っておりますが、私も現役
時代にこの「見直し」で失敗した経験が
あるから言っております(つД<)・゚。
というわけで、過去問演習を日々やって
いる人は多いと思いますが、本番で
「見直し」をする予定の科目であれば
(ふつうはするはずですが)、
過去問演習をするときも必ず本番さながら
に「見直し」タイムもしっかり入れて演習
しておくことを強くおすすめします。
それではまた。