- 2011-6-2
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こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
なんと、授業中に女子高生のアゴが外れたそうです。
<今日のピックアップ>
授業中にあくびをして開いた口がふさがらなくなった女子高生、友人の手を借りても口を閉じられず病院へ(Gigazineより)?
要約すると、イングランドの17歳の女子高生が、授業があまりにも退屈だったので大あくびをしたと。
そしたらアゴが外れて、保健室へ。それでもお手上げだったので病院へ運ばれたとか。
個人的に面白かったのが、このページには病院に運ばれるまでのプロセスがイラストで解説されてるのですが、
———-引用ここから——————–
「こんなに開くなんて」とびっくりするほど大きく口を開けてしまい、その口を閉じることができなくなってしまいました。
あごが外れたかもしれないと気付き焦ったHollyさん。
しゃべることができないので隣の席の友人をつんつんして注意をひき、緊急事態を知らせます。
———-引用ここまで——————–
平穏な日常に突然襲ってきた緊急事態というわけです。
この人には申し訳ないのですが、完全に他人事なのでまったくもって笑えます。
そういえば、大昔に漫画の「ゴーマニズム宣言」で小林よしのりさんが夜中に仕事中に、スタッフが誰もいない状態で大あくびをしたらアゴが外れた、
といった話をされてましたね。
一人の場合何が大変って、119番に連絡しても、アゴが外れてるからその状況を「ウゴグァ、ガズレバシタ(あごがはずれました)」みたいにうまく伝えられないことです。
この女子高生は授業中だったのが不幸中の幸いでしょう。
私たちも、一人でいるときにアゴが外れたら、どのように対応すべきか事前にシミュレーションしといたほうがいいかもしれません。
私が高校生だったころでいえば、一人になる時間があるとすれば、学校の帰り道とかでしょうか。
このタイミングでアゴが外れた場合、私ならまず119番の前に、家族に連絡入れますね。まあ通話は無理でしょうから(笑)、メールになるかと。
リアルに考えるとこんな文面になるでしょうか(関西人なんで関西弁で)。
私「お母さん、ちょっとゴメン!今帰る途中やってんけど、アゴが外れてしまったんよ!これから病院行くから帰り遅くなるわ!」
母「はいわかりました。でもアンタちょっと最近遊びすぎやで。いつまでも遊んでないで終わったらさっさと帰ってきなさいよ!
今日お父さん早く帰ってくるから先にごはん食べてるで。今日はおでんやから冷めても知らんで!」
私「いや、アゴはマジで外れてる感じやねん。」
母「アンタなぁ、どこの高校生が帰り道にアゴなんか外すんよ。しょうもないこと言ってないで、終わったら早く帰ってきいや。おでんはみんな先に食べてるからね!」
かなりリアルにシミュレーションしてみましたが、関西人の場合、高校生がメールでアゴが外れた状況を親に報告して理解してもらうのは不可能という結果になりました。
みなさんもいつ何時アゴが外れるやも知れません。そのときの連絡方法については、くれぐれも防災訓練ばりに綿密にシミュレーションしておくことをお勧めします。
さて本題。
1日の勉強時間が1~2時間ならまだいいのですが、
それ以上、つまり3~4時間、あるいは5~8時間以上となってくると、
上手に気分転換できるかどうか
が、勉強の集中力の鍵を握ってきます。
これまでこのブログでも何度となく、そういった「気分転換テクニック」はお伝えしておりますが、
あまりにも長時間になってくると、多少の気分転換では効果が薄い場合も少なくありません。
個人差がかなりある部分なので、あくまでだいたいの目安ですが、
5時間以上勉強をしていて、疲れたからちょっと気分転換してみた後、それでもうまく集中できない場合、
その場所に飽きてしまっている(;_;)
可能性があります。
一定時間勉強を続けていると、多くの人にとって、その場所で勉強を続けること自体に飽きてしまって集中できなくなることも少なくありません。
そこまでの状態になったときは、5分、10分程度の軽い気分転換くらいでは、
また席にもどっても、たいして勉強に集中できなかったりするのです。
こうなってしまったら、対策は2つしかありません。
1、相当思い切った気分転換をする
2、場所を変える
1はどういうことかといいますと、場所に飽きて疲れている場合、5~10分程度の休憩ではそれ以前の
「場所に慣れきった感覚」
がまだ体からぬけ落ちていません。よって、その「場所に慣れきった感覚」を体から洗い落とす(!?)ために、
同じ建物の中で休憩するとかではなく、
思い切って外に出て、30分~1時間以上違う場所を散策する。
これくらいやって、ようやくその「場所に慣れきった感覚」が抜け落ちます。
いっぽう2のほうですが、これはもうそのままで、
その場所に飽きて集中できなくなったなら、もう思い切って場所を変えてしまうということ。
1のように長時間の休憩をとって同じ席に戻るくらいなら、
その休憩時間を「移動時間」にあてて別の場所に移ったほうが、
集中力が復活する可能性が高いです。また、なにより「移動時間が休憩時間になる」という裏の効果もあります。
人間の脳にとって「歩行」という行為は、非常に大きな気分転換になることが科学的にも認められています。
よって、長時間休憩して同じ場所に戻るくらいなら、もういっそのこと
移動と休憩をかねる(^^)/~~~
ようにして、別の場所へ移ったほうが、集中力復活の確実性は高いです。
実は、私も最近はもっぱらこの方法で勉強・仕事に取り組んでいます。
たとえばどっかの喫茶店で勉強・仕事をする場合、
だいたい2~4時間ほどすると、その場所に飽きてくるわけですね(2~4時間というのは私の場合。個人差はあります)。
で、その時点で細かいリフレッシュ法を実践してみても(たとえば呼吸法・仮眠・軽いストレッチなど)
もうその程度の軽いリフレッシュでは、集中力の完全復活は厳しい(´д`)
と判断できるときがあります。
そのときには、その場所に固執しないで、さっさと別の場所に移動します。
その移動に仮に20分、30分、あるいは1時間程度かかったとしても、
「その移動自体がリフレッシュになる」
というのが知識的にも経験的にもわかっているので、迷わずその場を立ち去ります。「バイバイキーン!(・ω・)」てな感じで。
で、違う場所についたときには、その移動のための歩行によってかなりのところまでリフレッシュできているのです。
しかも、新しい場所なので新鮮味や軽い緊張感もある。集中力、完全復活なり(^^)/
こういう働き方を最近は「ノマドワーク」といいます。「ノマド」とは「遊牧民」のこと。
遊牧民のように、場所に拘束されないで、あっちフラフラ~こっちフラフラ~と移動しながら仕事をするスタイルですね。
「フラフラ~」なんて言うと聞こえが若干悪いですが、集中力を長時間持続し、高い生産性を発揮することを考えたときには、
数時間ごとに移動するこの「ノマドワーク」ならぬ「ノマドスタディ」(!?)という学習スタイルは、
私は1つの集中力持続テクニックとして、非常に有効だと思っています。
このスタイルで行くなら、あらかじめ学校・塾・自宅と、その周辺の喫茶店や図書館などの「勉強できる場所」を全部リストアップしておくといいでしょう。
お勧めはしませんが、私なんか百貨店的な場所の机とイスがあるリフレッシュコーナーや、駅のイスで勉強・仕事をすることすらたまにあります(もちろんお店の場合は何か買いますが)。
そんなわけで、あなたの住んでいる地域や、その場所の営業時間帯にもよりますが、3箇所くらいそんな場所が見つかれば、かなり有効なノマドスタディができると思います。
遊牧民のように数時間ごとに移動するノマドスタディ。
1つの場所で長時間集中できない人は、一度試してみるといいかもしれません。