- 2014-3-20
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
今回は、試験当日の対策についてのお話を。
内容は「ここ一番!」という時に役立つ方法なので、
受験生以外にもおススメです。
とくに大学受験の場合はそうですが、試験当日というのは
通常は冬場になります。したがって、よく
「暖かくしていきましょう」
「寒さ対策を忘れずに」
というような注意がなされるわけですが、
こと試験本番中に限っては、体の中で
一箇所だけ“冷やした方がいい部分”があるのです。
それは【 首 】です。
首だけは、首元が開いた服などを着るようにして
温めないで少し冷やすぐらいの方が、
試験中の脳機能が高まるので覚えておいてください。
これは脳に限らず、体はどのパーツでもそうですが、
【 使うと温度が上がる 】
という性質があります。
体に限らず携帯電話でも、車でも、パソコンでも、ゲーム機でも、
高機能なものというのは、使っていると温度が上がり、熱くなります。
昔の私の携帯なんか、ときどきヤケドするかと思うくらい
熱くなることがありました(笑)
高機能のものというのは、使っているとどんどん高温になるわけです。
これは脳もまったく同じで、とくに試験本番のような
脳をマックスで回転させるほど酷使しているときには
その温度がどんどん上がっていくわけですね。
温度が上がったときは、冷やさないといけません。
車ならラジエーターで冷却します。
パソコンならファンが回って空気で冷やします。
では、脳はどうやって冷やすの?
医学博士の吉田たかよし氏によると
脳の場合は、首を通して
「髄液(ずいえき)を循環させて冷やす」ということです。
ただし、このとき服を首まですっぽり着込んでいて
「首の温度」が高いと、首の血液の温度も上がり、
脳を冷やしにくくなります。
するとどうなるかというと、脳が少しずつ高温になっていくため
脳が危険を察知して、自らの温度を下げようとします。
自ら温度を下げるために脳が何をするか?簡単です。
【 脳の回転を低下させる 】
のです。
つまり、脳が安全確保のために、発熱を抑えようとして
自らその働きを鈍化させるわけですね。
ただ、それが試験中に起こるのですから一大事です (゚Д゚;)
脳がフル回転せず、問題に苦戦したり、得点率が下がる
危険性が一気に高まることになるわけですから。
だから、試験の真っ最中は適度に首元が
冷えていた方がいいわけです。
試験本番など、脳をフル回転させて
最高のパフォーマンスを発揮したい「ここ一番!」というときは
ぜひ“足元”をすくわれないためにも、“首元”に気を配っておいてください^^
P.S
ただし、これはあくまで試験中の話ですから
試験会場に着くまでや、休憩時間は
風邪防止のためにも冷やさないようにしておきましょう。