こんにちは、中西です。
今回は日曜日なので雑談を。
(日曜日は雑談・小ネタになることが多いです)
テーマは先週に引き続き「SMAPの解散」について。先週もやったテーマなのですが、その後私の中で大きめの進展があったので「後編」として書きたいと思います。
先に言っておきますと、今回の話は私の中の仮説です。ただ、仮説なのですが、私の中ではこの問題におけるモヤモヤ感が、霧が晴れるように“ほぼ完璧に解消できた”ので書くことにした次第。
この解散問題におけるモヤモヤ感とは、「なぜ、28年間も仲が良かった5人が、もう顔を合わせることもできないほどの関係性になってしまったのか」という点です。
この点が数日前までどうしても理解しがたく、不可解極まりなかったのですが、あるきっかけで私の中では完全に腑に落ちました。もっというと「たぶんこれが真相だろう」という部分までがほぼ見えたのです。
この解散については私に限らず誰もが真相を知りたいわけで、各種メディアがこぞっていろいろと報道しています。ところが多くの国民も感じているとおり、ジャニーズ事務所と利害関係がある多くのメディアは、ジャニーズ側に非があるような報道がどうしてもできません。
あの今年大ブレーク(!)した週刊文春でさえ、先週号の記事(香取君が「僕たちは15年前にすでに壊れていた」という内容)は、誰が読んでもジャニーズ側の上層部からリークされた内容であることが明らかな内容でした(読めばわかるのですが、ジャニーズ上層部しか知り得ない具体的な内容だらけ)。このジャニーズからの情報提供説は、私の中でほぼ確定。
で、ジャニーズ側がこの混乱期にわざわざ文春に内部情報をリークするということは、その情報が文春に掲載されることに何らかの“大きなメリット”があると考えるのがもっとも合理的です。
でなければ、メリットもないのに、わざわざこの解散の情報が国内で錯綜している状況下で、自社の超・機密情報を自ら“今もっとも注目度の高い有力なメディア”に漏らす意味などありません。
では、ジャニーズ事務所が解散の一部始終などという、本来自社の恥でしかない部分の具体的な詳細を、自ら今もっとも旬な最有力メディアに提供することに、一体どんな“大きなメリット”があるのか。
考えられるのは2つです。
1つは「世間に間違った情報(もしくは解釈)が広まっているので、その誤解を訂正させたい」という意図があるパターン。
もう1つは、「世間に“自社に都合の悪い情報(もしくは解釈)”が広まっているので、それを払拭して“自社に都合のいい情報(もしくは解釈)”を広めたいため」というパターンです。
文春の記事を読む限り、前者の可能性は低いと個人的には思っています(理由は次に紹介する2つの記事を読めば不自然な点が多い記事だと判断できるため)。そしてもし後者だった場合、文春の記事から読みとれるニュアンスとは「真逆のニュアンス」こそが、実は解散問題の真相により近い可能性が高いのではないか、という仮説が成り立ちます。
・・・というのが、私の中でつい数日前まで頭の片隅にあったこと(-_-)。
で、このように天下の文春すら情報操作が怪しまれる中、個人的にもっとも中立的に的を得たことを書いているのではないかと思われた記事がこちら。
▼SMAP解散は香取慎吾のせいじゃない! ジャニーズがキムタクを守るために仕掛けた狡猾な情報操作
▼「SMAPは15年前に壊れていた」報道は真っ赤な嘘! ジャニーズは自己正当化のためにSMAPの歴史を汚すな
(共にLITERAの時田章広氏の記事)
上の記事を普通に読めば、単に一般マスコミと逆張りの内容を書いて注目を集めたいだけの内容ではないのはわかると思います(もちろんそういう要素もある可能性はありますが「逆張りが主目的の記事」ではまずないだろうということ)。
このLITERAさんはジャニーズとは利害関係がないメディアのようなので、その点も含め、かなり真実に近いのではないかと思います。少なくとも私の中では一番まともな記事に見えたのです。
そして、実はここからが本題ですが(前フリなが!)、上の記事にはメンバーの“ある人物”が“他のメンバーたち”に対して「謝罪をしなかった」という話が出てきます。以下、引用。(下線は筆者)
「そもそも、一連の騒動は木村が裏切って頓挫したわけです。その結果、飯島マネージャーは事務所を追われることになった。そして、4人も芸能界追放の危機にさえおちいっていた。
普通なら、木村が4人に謝罪をするというのが普通で、彼らも残留を決意したときは木村がそういう行動を取ってくれるだろうと期待したようなんです。
ところが、木村は一切謝罪せず、逆に、公開謝罪で不遜な態度を見せ、中居にとってかわってリーダー然と振る舞い始めた。それで、香取、草なぎが激怒し、一気に関係が険悪になっていったんです」(前出・香取に近いジャニーズ関係者)
「実は中居は、内心、腹を立てながらも、SMAP存続のために、4人に謝罪をするよう木村に働きかけていたという。『このままだと、SMAPが空中分解してしまうから、内々でいいから、謝ったほうがいい』と。ところが、木村はそれを拒否し、それどころか、ジャニーズ事務所は再び木村の仕切りをごり押ししてきた。これが解散の決定打になったというのだ。」
私の知るかぎり、「“ある人物”が“他のメンバーたち”に、謝罪をしなかった」という話を書いているのは、このLITRAというメディアだけではないでしょうか。
上の引用は記事全体のごく一部ですが、私はこの「謝罪をしなかった」という部分を読んだときに、今回の解散騒動における“不可解な確執”の原因に、一気に合点がいったのです。それが事実かどうかは当然最終的にはわからないとしても、です。
実は私自身、過去に非常に親密な仲だった人物と、絶縁したことがありました。あとにも先にも、人に絶縁宣言したのはその人物のみ。
一緒に仕事をしたこともあり、数百回一緒にご飯も食べたほどの仲で、彼とは一生付き合っていくつもりでしたが、あるとき彼が「許し難いこと」をしたのです。
しかもあろうことか、自分がそれだけのことをしておきながら、私が悪いようなことを言ってきました。
さすがに、客観的に誰がみても自分に非があるひどいことをしておきながら、私に原因を押しつけてくるような話を受け入れることはできません。彼は自分の一連の言動がおかしいことを理解できていないようだったので、仕方なくこちらから指摘しました(もちろん相当言葉を選んで)。
ところが、彼は自分に非があることが客観的に明らかになっても、絶対に「謝罪」をしませんでした。私自身はそれ以前の彼とのやりとりで、私に非があったと判断した場合は謝罪をしたことが何度かありました。自分に非があったとき、その点は謝罪をする。当たり前です。
その件ももし逆の立場だった場合は、私は絶対に謝罪をします。「たしかに○○の点については自分に非がありました。その点は謝罪します。」というだけなのです。しかし残念ながら、そのもっとも大事な局面で「謝罪」ができないタイプの人間がいるのです。残念ながら、彼は、そのタイプでした。
受けた仕事は確実に遂行するタイプなので、仕事ができないような人ではありませんでした。が、変なところでプライドが高かったのだと思われます。
私はそこで彼が「謝罪」していたのであれば、許すことはできました。それまでの関係性をふまえれば、「しっかり謝罪しているのに許さない」なんてことは絶対に無いわけです。ところが、残念ながら彼は「謝罪ができない」のです。それはエゴなのか、心の弱さなのか、わかりません。
つまりこういうことです。
【 「謝罪」をしてくれれば許せるが、「謝罪」をしないなら
絶対に関係性を元に戻せない人間関係の状態というものがある 】
ということ。
一緒に仕事をして、一緒に数え切れないほどご飯をたべ、一生付き合っていくと思っていたほど仲が親密だった人物と、私は絶縁せざるを得ませんでした。その理由はただ一点、彼が「謝罪」をしてくれなかったから、です。
私と彼の親密さを知っている共通の知人は多いのですが、その人たちが私が彼と絶縁したことを知ったら、きっと「不可解きわまりない」「意味がわからない。あんな仲良かったじゃん。仲直りしろよ」と絶対いうと思います。
が、上記の通り残念ながら「謝罪すべき相手が謝罪してくれないことには、絶対に回復させられない人間関係の状態」というのがあるのです。
この苦い経験があったので、上のLITERAの記事を読んだときに、今回のSMAP解散の不可解さが、私の中で一気に氷解したのでした。
先週の文春記事で「(草なぎ剛が)五人でやりたくないというより『やれないんです』と言うのです。そんな禅問答のような応酬がひたすら続いていました」というジャニーズ幹部の話がありました。これはいっけん意味不明な意見ですが、私の中では「謝罪してほしいのに謝罪してくれない人物がいるから、五人でやりたくないというより、どうしても『やれない』んです」という点で解釈できるので、禅問答でもなんでもなく、全く理解できる話なのです。
「あんなに仲が良かったのに、もう絶対に顔を合わせることもできない」ような特殊な状況になる原因があるとすれば、私の中ではこの一点、つまり、
【 謝罪すべきことをした人間が、謝罪を断固拒否しているとき 】
以外にありません。そしてそうであれば、SMAP解散の不可解さは、すべて合点がいくのです。
人間関係のあらゆるパターンを想像したとき、今回のような状況に至るパターンは、私の中ではそれ以外に考えられません。逆にそう考えたとき、すべての辻褄が合います。
以上の仮説が正しければ、SMAPの中で「(仲間に)謝罪すべきことをしたのに、謝罪しない人間」がいるということになりますが、その人物が誰であるかは、ご想像にお任せします(゚Д゚;)バレバレ
以上は、最初から書いているとおり、あくまで私の中の仮説ですが、私の中では完全に今回の解散における疑問が氷解したので書かせていただきました。
自分が謝罪すべき過ちを犯したときに、頭を下げて謝罪できる人間でありたいと改めて思った次第です。何よりも大事な人間関係を崩壊させないために。
それではまた。
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