- 2014-8-27
- 夏休み・冬休み・春休みの勉強法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験の天王山、夏休みもまもなく終わりですね。
この原稿を執筆しているのが8月27日(水)なので、8月もあと4日と少しということになります。
早いところではもう2学期がスタートしているようですが、多くの学校では8月31日(日)までが夏休みのようです。
今年はちょうど8月末が日曜日になっていて、2学期スタートが9月1日の月曜日ということでキリもいいですからね。
これまで何度か記事にしたことがありますが、私は現役の高校3年のときは、天王山の夏休みに賭けていたのですが、もののみごとに失敗しました。
夏休みスタート前はめっちゃ気合いが入っていました。7月終わりごろの夏休みがスタートする前の晩、「天王山に命を賭けるぜ!」という意気込みをこめて、頭をまるめて丸坊主にしたくらいなのです。
でも、ほとんど予定通りに勉強が進まず、納得のいかない状態のまま、夏休みが終わりました。
あのころの自分の“アホな思考回路”“だらしない性格”をいろいろと覚えているのですが、
当時の私なら、今日のような8月27日(水)という「夏休み終了まであと4日」というタイミングでどう考えるかというと、もう明らかでして、
「夏休みはもう終わった・゚・(ノД`;)・゚・あと4日くらいがんばっても仕方ないから、8月末までは適当にすごして、9月から本気になろう」
↑ぜったい、こう考えてますね。どうしようもないアホです。
「あと4日くらいがんばってもしゃーない。キリが悪いし、9月1日から俺は変わる!」
この思考回路から何がわかるかというと、
▼時間の貴重さを理解できていない
▼「あと4日しかない」ではなく「まだ4日ある」と認識できていない
▼「キリがいいところから開始しないといけない」という誤解がある
▼「5日後の自分」も「今の自分」も、全く同じだということに気づかない想像力の欠如
▼つらいことを後回しにする癖がついている
・・・などがわかってしまうのです。若気の至りというより、ただの「至り」です。だいたい丸坊主で一気に変わろうとしている安直な発想自体がダメなわけですが(笑)ほんと、自分のことながらどうしようもない受験生でした。
あなたは大丈夫でしょうか?さすがに昔の私ほどではないにしても、この8月27日(水)というタイミングで
「8月はあと4日しかない。もう今さらがんばっても天王山はほぼ終わりだし、9月から本気になろう」
なーんていう“先送り”の思考を、ちょっとでもしていたとしたら、本当に危ないです。
なんで危ないかというと、その思考回路を持っている人は、9月になってもまた同じことを考えて、同じことを繰り返すから。
「数日後の未来の自分は、必ず本気で勉強するはず」
未来の自分にそんな期待を持ってはだめですよ、今、できてない人は。
「9月1日(月)から、本気になる」
という期待を持っていいのは、今しっかり勉強に取り組んでいる人だけです。そこから、さらに本気モードに入るという場合のみ、それはアリです。
今勉強をやれてない人が、8月まだ4日も残っているのにそれを一気にキリ捨てたり、9月1日からの自分に期待したりしてはいけません。
くどいですが、8月はまだ4日もあるのです。
「この最後の4日を活かしきるぞ!」
今、そういうスイッチを入れられる人だけが、9月1日からも本気になれる人なのです。