- 2010-8-25
- おすすめ記事, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
先日、私はツイッター上で
「BGMは歌詞のない曲のほうがいい。その歌詞の内容に意識が向いてしまうため」
といった内容のつぶやきをしました。その後、この内容について、次のようなご質問をいただきました。
「勉強中のBGMは、歌詞がなくても自分が興味のあるもの(私の場合吹奏楽部員だったので吹奏楽など)を聴くと、集中力の低下になりますか?」
今回は、これについてお答えしたいと思います。
この方は吹奏楽部の学生さんとのことで、自分が興味のある吹奏楽の音楽を聴いて集中力が落ちないかとご心配されているのですが、
この「興味のある音楽」というのがちょっとクセモノで、少し注意が必要です。
たとえば私のパソコンにはBGM用の曲がたくさん入っていますが、その中の1つに「ゴンチチ スーパーベスト」というCDの曲があります。
ゴンチチというのは、二人組のおっちゃんユニットで、癒される感じのギター音楽が多いアーティストです(もちろん歌詞はありません)。
私は、この2人の曲に「興味」がありますが、BGMとして問題なく成り立っています。
ところが、このCDの曲の中に、かつて私が学生時代にCMソングで聴いたことのある曲が、1曲だけ入っているのです。
超いい曲なのですが、その曲が鳴り始めると、私は思わず曲に聴き入ってしまうのです。その曲を聴いているとそのCMのイメージが頭にわいてくる上、その当時の思い出まで浮かんでしまいます。「あれは青春だったな~」みたいな。
このとき、私の目の前の作業に対する集中力は劇的に落ちているのがハッキリわかります。曲に意識が向いているからですね。
したがって、私はゴンチチを聴くときは、その1曲を鳴らさないか、鳴り始めたらすっ飛ばすかしています。
私のゴンチチの例でいえば、「興味がある曲(歌詞なし)=BGMにしたら集中力が落ちる」というわけではなさそうですが、
「思い出と連動している曲(歌詞なし)=BGMにしたら集中力が落ちる」とはっきりいえます。
なので、最初の質問者さんの吹奏楽の音楽というのが、何らかの自分の思い出とリンクしている場合、BGMにすると集中力が落ちる危険が非常に高いといえるでしょう。
「歌詞なし」でも、集中力が落ちる種類の曲があるということです。
もう1つ、別の例を挙げましょう。
(次回へつづく!)後編はこちら⇒「要注意!こんなBGMは流してはいけない(後編)」