- 2014-8-27
- 効率的な勉強法~中上級編~, 受験を突破する記憶術
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
8月の1ヶ月限定で開催しておりました
起床報告プログラムですが、
素晴らしく大好評なので。゚ヽ(゚´Д`)ノ゚。
9月も継続することにしました。
参加メンバーからご感想も頂いています。
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この起床報告プログラムを体験して、
今までに感じなかった気持ちを、たくさん経験しました。
まず寝坊した時に「申し訳ない」「悔しい」という
気持ちでいっぱいになることです。
これは自分一人だけの時には
絶対に起こり得なかった気持ちでした。
「ビジネスとはいえ、忙しい中せっかく
中西先生にマンツーマンで対応してもらっているのに、
寝坊なんてしてられない!早く起きなくちゃ!」
という気持ちや、
「他の参加者はできているのに、
6:30という、他よりも遅い起床時間にすら
間に合わないなんて悔しい!」
と思い頑張ることができました。
また、宣言通り起きた時に
「いい調子ですね」などと
褒めてもらうのも初めてでした。
寝過ごして怒られることはあっても、
起きて褒めてもらうことというのは
滅多にないことだと思います。
(中略)
9月は合宿や海外旅行もあり、
起床報告に不安もあるのですが、
中西先生に起床報告して、
秋学期からは、受験生時代に戻って朝型人間になり、
いい成績の取得や、資格の勉強などはもちろん、
充実した生活を送りたいと思います!
大学2年生 Tさん
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Tさん、丁寧なご感想ありがとうございました。
引きつづき、9月も一緒に早起きを頑張って行きましょう。
本題へ。
今回は、久しぶりに暗記法について。
いかにも受験生向けのテーマです。
やったね、当たりの回だぜヾ(´▽`)ノ
といっても、以下の話は、
完全に私の経験則にもとづく個人的見解ですので、
科学的な根拠をもとには解説してません。あしからず。
受験勉強で暗記をしようとするときに、
「声に出して覚える」という方法があります。
第三者から見ると、これは単に
「発声」しているだけのように見えますが、
実はそれだけではありませんよね。
声を出す前に
(覚える内容を)「目で見て確認する」
という行為をしています。
さらに、声を出したその後に
(自分の声を)「耳で聞いて確認する」
という行為もおこなっています。
口、目、耳という
3つの器官を使っているので、
「読む」だけの暗記と比べると、
記憶の定着効率がいいわけです。
・・・とまあ、このくらいは
暗記のイロハの「イ」ですが、
今回取り上げたいのは、
もう一歩つっこんだところのお話。
「声に出して覚える」という
暗記法における“発声”の部分ではなく、
“筋肉”
の部分に注目したいのです。
この場合の“筋肉”というのは、
口元(唇、舌、口内全般)
の筋肉のことです。
私は受験生時代、
「声を出して覚える」ときは、
この口元の“筋肉”の部分を
かなり意識して覚えていました。
もう少し正確にいうと、
“口元の筋肉の動き”
を暗記するように意識していたのです。
ふつうは「声に出して覚える」とき、
その発声した「声の大きさ」「声のトーン」
などを意識すると思います。
あるいは、冒頭の話を
理解している人なら、発声した声が
「耳にどう聞こえるか」
といった部分を意識するはずです。
私はそれらの部分にはあまり意識を向けずに、
“口元の筋肉の動き”
をかなり強く意識して、その
「筋肉の動き」
を覚えるようにしていました。
(もちろん活字も見てですが)
なぜそんなスパイの特殊訓練みたいな
変な覚え方をしていたのかというと、
「声に出して覚える」
ことをしたかったのに、
“それができない環境”
で勉強することが多かったからです。
声を出すことができない環境
・・・そうです、自習室や図書館です(笑)
説明不要だと思いますが、
自習室や図書館では、声に出して暗記をしたくても、
当然そんなことはできません。
やったら、5分以内に館員のお姉さんに
「ちょっとこちらへ」と別室へ連れて行かれ、
最悪出入り禁止です。
しかし、私はこの問題を解決する
プチテクを発見したのです。
誰にも聞こえない超・超・超小声でやれば、
周りに迷惑をかけず、
暗記効率も高められるやんと(*_*)
口元に聴診器をあてて、ようやく
かすかに聞こえるくらいの、スーパー超小声。
「このやり方なら、自習室・図書館でも
声を出す系の暗記ができるぜ!」と思ったわけです。
で、この方法をしばらく続けてみて、
衝撃の事実に気づきました。
「俺、“口元の筋肉の動き”で暗記してるやん」と。
実は、人間は「声に出して覚える」ときに、
目で見て、発声して、その声を聞いて覚えているだけでなく、
“口の筋肉の動き”も含めて覚えている
ということに気づいたのです。
カードマジックのマジシャンは、
“指の筋肉”でマジックを覚えるそうです。
訓練をして“指の筋肉”に
すべての枚数を覚え込ませることで、
指にカードの束が触れただけで、
枚数が瞬時にわかるとか。
イケメンのマジシャンが言ってました。
絵や習字やソロバンなど、習いごとも同じです。
上達していくプロセスを見ると、
必ず手や指の筋肉の動きで覚えて行ってるのです。
口の筋肉も同じです。
たとえ超小声であっても
「1467年応仁の乱」「1467年応仁の乱」・・・・
と何度も何度も口の筋肉を動かし、
活字と同時に、口の筋肉の動きにも注意すれば、そのうち
「1467年」という活字を見たら、口が条件反射的に
「応仁の乱」と動くようになります。
自習室や図書館で勉強していて
「声に出して覚える」ことができない人は、
このように超小声で“口元の筋肉の動き”に
意識を向けるやり方もあります。
参考にしてみて下さい。