- 2013-10-18
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
受験勉強をしていると、「自分は本当に合格できるのか?」と不安になることがあると思います。
この不安は受験生なら大なり小なり誰もが持っているものですから、不安があること自体は当たり前なのです。
ただ、「大なり小なり」と言いましたが、不安が「小なり」のレベルで最小限で抑えられている人もいれば、
かなり「大なり」のレベルになっていて、その不安に押しつぶされそうになっている人も少なからずいます。
この「大なり」の不安をできる限り「小なり」にまで抑え、さらには「不安」ではなく「自信」とも言える領域にまで持っていければ、これはまさに受験生にとって理想の境地。
しかし、そんな「合格する自信」がみなぎる(あるいはそれに近い)心境に行き着くには、一体どうすればいいのでしょうか?
これは細かい手法を言い出せば、イメージトレーニングだとかアファメーション(自己暗示)とかいろいろとあるのだと思いますが、
私が一番重要だと思うのは、「勉強計画のリアリティ」です。
たとえば、大学受験生ならセンター試験が1月半ばにあるわけですが、残り3ヶ月でセンター試験で目標の点数を取るには、
本番当日までに、各科目ごとに、何と何をどれくらいの量(回数)を勉強する必要があるのか
という点を、超リアルに計画できているかどうか。
センター試験までの残り時間で、他の受験勉強と並行しながら、どれだけのことをやらないといけないのか。
それがしっかり見えていて、かつ、本番までにそれをやり切れるという「計画のリアリティ」があれば、不安は最小限に抑えられます。
逆にここがあいまいになっていてしっかり見えていない人は、とてつもなく不安になっていきます。
「ぼんやりした不安」を理由に自死した文豪がいましたが、人間、自分の未来がぼやけているのが一番不安につながりやすいのです。
リアルに計画を立てることは、人によってはとても怖い作業です。時間が無さすぎる現実が、明確に浮き彫りになってしまうから。
それが怖くてその現実に目をつぶり、ひたすら目の前にあることをやっているだけの人がいたとしたら、そりゃ不安がどんどん大きくなるのは避けられないです。だって、現実を見ていないわけですから。
ここは怖くて目を背けたくなる部分かもしれませんが、現実を直視してください。
そして、残り3ヶ月で自分は何と何をやらなければならないのか、あるいは時間的な問題があるなら、何をどの程度妥協しないといけないのか、そういった点を、超リアルに、具体的に「詰めていく」のです。
この今のあなたの現実をしっかり見つめて、残り3ヶ月で現実的に何をどこまでやるのかを、しっかりと見すえる勇気が問われます(とくに崖っぷちに近い人)。
繰り返しますが、そこをしっかりと見つめないと、確実に不安は増大していきます。
「なんかよくわからんけど、このままだと絶対やばいっぽい。一体あと3ヶ月でどこまでやれるんかよくわからん。でもとにかく頑張らないと・゚・(ノД`;)・゚・」
みたいなあいまいな現状認識、あいまいな計画では、ひたすら不安になるだけです。当然現実逃避しているのですから、合格する確率も低下します。
つまり、これを公式風に言えば、
【 合格する自信=計画のリアリティ 】
ということです。この図式をぜひ覚えておいてください。
本番までの残りの勉強量が超リアルに見えている人だけが、不安を最小限に抑え、自信を持って受験勉強に取り組めるようになるのです。