- 2018-2-4
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こんにちは、中西です。
本日は日曜日なので、恒例の雑談を。
(このブログ・メルマガは、休日は雑談になることが多いです)
先日、母と話していたときに、介護の仕事の話になりました。
母はかれこれ10数年介護士をしているのですが、仕事の面白さについて聞いてみたのです。
まあ好きでやってるのはよく知ってたのですが、もう少し突っ込んで聞いてみたところ、こんな返答が返ってきました。
以下、母の言葉です。
「(10何年もやっているのに) 仕事に行きたくないと思ったことは一度もない」
「仕事が楽しくて仕方がない。年々楽しくなってるわ」
「これっぽっちも辞めようかと思ったことがない」
「仕事で全くストレスがたまらない」
「100億円の貯金があってもやる」
「時給が半額でもやる」
・・・・これを聞いて、ちょっと衝撃を受けたんですよね。
かなり楽しくやっているのは知ってましたが、まさかここまでとはΣ(゚Д゚;)
とくに、
「(10何年もやっているのに) 仕事に行きたくないと思ったことは一度もない」
「これっぽっちも辞めようかと思ったことがない」
の2つは、私にとってはかなりのインパクトでした。
社会人の方なら全員わかってもらえるかと思いますが、どんなに好きでやっていたとしても、
10数年もやっていたら、「今日は面倒くさいな」「今日は行きたくないな。休みたいわ」といったことが普通は必ずあります。
10数年どころか、普通はしょっちゅうあるわけで、それは「生活のために」仕事をしているならもちろんですが、「好きな仕事」をやっていたとしても、まず「今日は行きたくないな」と思うことなど必ずと言っていいほどあるわけです。
母は思いっきり「介護の仕事に行きたくないと思ったのは、一度もないわ」と繰り返しましたからね。
毎回家を出るときは、ワクワクしながら行ってるそうです。爺さんばあさんと(認知症多し)会話したり、料理作ったり、シモの世話もする介護に行くのが、天職みたいです(゚o゚;)
ちなみに、母は60代半ばですが、髪の色は真っ黒で、白髪も全くありません。
ふつうはその年齢ならかなり白髪が混じっているわけですが、全く無いのです。
友人知人には「ストレスが無さすぎるからや」みたいなことを言われるそうですが、実際ストレスは全くないそうです。
それだけ楽しくやれているのは、介護を受ける利用者さんにも伝わるようで、ご老人の皆様からは人気者だとか。
ではそういう母が、経理の仕事とか、事務の仕事とか、企画職とか、マネジメントとか、そういう仕事をやらされたら、たぶん今の能力の10分の1も力は発揮できないでしょうし、白髪もたくさんあったでしょう(-_-;)
つくづく思うのは、「向いている仕事」につく重要性です。
人は向いている仕事につければかなり幸せになれますが、向いていない仕事につくと(私も昔死ぬほど苦しみましたが)、
まったく力を発揮できず、周りにも迷惑をかけ、苦しみながら、低いパフォーマンスで毎日をすごし、自尊心も傷ついていきます。ついでに病気にもなりやすいです。
このテーマを語り出したら永久に止まらないのでこのへんにしますが、「向いている仕事」につけるかどうかが、人生の幸不幸のかなり大きな要素を占める事実は、特に若い年代の人は頭に入れておいてほしいと思いますね。
それは簡単には見つからないことの方が圧倒的に多いですが(母も介護好きに気づいたのは40代ぐらいです)、
何年かけてでもそれに出会えるように、「今やるべきことを大事にしながら」(←ここ超重要)、自分に「向いている仕事」を見つけて行くことをおすすめします。
余談ですが、こういう考え方について「甘ちゃんの発想」「仕事はそんなものではない」的な説教をする人が一定の割合でいるのですが、
個人的には「向いている仕事」(つまり適性・適職)を見つけることを否定する人には、相当注意したほうがいいと思います。
人間や仕事に対する無知か、かなり屈折している心理(例:そういう姿勢を持つ人を「甘い」と説教することで、これまで適職につけなかった不遇な自分を無意識に正当化しようとしているなど)
を持っていることがよくあるので<(_ _)>
それではまた。