- 2013-7-17
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中), 志望校・進路の決め方
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学受験生の人は、まもなく夏休みに入りますが、自分の志望校が夏休みにオープンキャンパスをやっている場合は、ぜひ参加してみることをおススメします。
そもそも、志望校に足を運んでいない場合、「なぜ、その大学を志望したのですか?」と聞かれたら、こまかい理由はあるにせよ、それはようするに「イメージで」決めている場合がほとんどなのです。
あなたがもしお見合いをするなら、その相手と実際に合うこともなく、写真とプロフィール欄だけで結婚まで決めることはありえますか?
一度も会わずに写真とプロフィールだけでいきなり結婚するなんて、そんな勇気のある人はいないはずです(笑)
にもかかわらず、志望校選びでそれをやってしまう人がいるのです。案の定、受験会場に足を運んでから、あるいは合格してから、
「ここじゃなかった・゚・(ノД`;)・゚・」
と後悔する人が一定の割合で必ずでてきます。今まで仮面浪人の受験生から何度そんな話を聞いたかわかりません。
そういう自分が直接確認せずに、イメージだけで判断している間接的な情報のことを「二次情報」といいます。
一方、自分が直接現場に行って、そこで見聞きして入手した情報のことを「一次情報」といいます。
ここでよく覚えておいてほしいのは、二次情報で進路を判断してはいけないということです。
なぜなら二次情報というのは、発信する人にとって都合の悪い部分がカットされていたり、誇張されていたりと、よけいなフィルターがかかって真実が伝えられていないことが少なくないからです。
典型的なのは、マスコミ情報でしょう(今さら言うまでもないですが)。おそろしいくらいに、自分たちに都合のいい情報しか発信していない、というか都合のいい情報に“ねじ曲げて”発信しているわけです。
そこまで最悪でなくても、たとえば大学のホームページに、大学の都合の悪いことが書かれているはずがありませんね。
掲載する写真も、何百枚も撮ってめっちゃきれいに撮れた1枚を採用しているわけです。
つまり、二次情報というのは必ずと言って良いくらい、発信者側の何らかのフィルターがかかった情報なのです。
それはつまり、「いいことしか書いていない」「偏った」情報になる場合が大半です。少なくとも、そのリスクを抱えた情報だということ。
よって、何度もいいますが、一度も志望校に足を運ばず、受験本番ではじめてその大学に行くようでは、とても危険なのです。
結婚式場で初めて実際に会うカップルなんていません。いたらすごいです。
友達の結婚式に足を運んだら、新郎と新婦が真剣な顔で「あ、どうも。はじめまして。これから長い間よろしくお願いします。絶対二人で幸せになりましょう。」とか言ってたら怖すぎます。
今回の話で、私が言いたいのは「リスク」の話です。
二次情報とは、「真実と大きくかけ離れている」というリスクを抱えた情報なのです。
自分の大事な進路(結婚含む!)を決めるときに、二次情報だけで判断してはいけません。それはほとんどバクチに近いです。
志望校に足を運んだことがない人は、早めに機会を見つけて、志望校見学・オープンキャンパスに必ず一度は足を運んでおきましょう。