- 2019-9-18
- おすすめ記事, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
勉強や作業に集中するためには「やる気」があることが前提になります。
その「やる気」に影響を与えるものの中で、重要度が高いものの筆頭にくるのが「睡眠」ですね。
睡眠の質が悪いとやる気が低下し、やる気が低下した状態では集中力を維持できないわけです。ここまでが基本中の基本。
その睡眠にマイナスの影響を与えるものの中で、大きなリスクを抱えているのが「カフェイン」です。
カフェインが睡眠に悪い影響を与える事はよく知られていますが、それが具体的にどの程度まで悪いか、詳しく理解している人は案外少ないです。
ウェイン州立大学メディカル・スクールの実験では、複数の被験者に以下の3つのタイミングでカフェインを摂取させました。
寝る直前、寝る3時間前、寝る6時間前。
結果はどうだったかと言うと、寝る直前はもちろん、寝る6時間前であってもカフェインを含む飲料(コーヒーやお茶)を飲むと、睡眠の質が悪くなることが明らかになりました。
つまり深夜24時に寝る人は、18時にカフェインを取っても睡眠に悪影響が出ると言うことです。
さらにこの実験の興味深い点は、睡眠測定器を被験者に付けてもらって、それぞれの人に睡眠についての日記をつけさせ、主観的なデータ(本人の十分に眠ったかどうかの感覚)も収集したことです。
その結果興味深いことがわかりました。
寝る6時間前にカフェインを飲んだ人たちは、測定器によると睡眠時間が1時間短くなっていましたが、睡眠の日記に「睡眠時間が短くなったと感じた」と言う人はいなかったのです。つまり
カフェインのせいで物理的な睡眠時間が1時間も短くなっているのに、本人はその事実に気づいていない
と言うことです。
また、本人はすぐに眠りについたと感じていたのですが、測定器では通常の睡眠サイクルに入っていないこともわかりました。
要するに客観的にはカフェインで睡眠の質が悪くなっているのに、本人にその自覚がないと言うことです。これ結構重要なポイント。
自覚は無いのですが、実際は睡眠効率が落ちているため、日中はなんとなくいつのまにか疲れていたり、集中力が落ちている可能性が高いと言うことです。
だから日中なぜか疲れていて、「寝てるのに今日はなんだか集中できないな(ノ_-。)」と思った場合、元をたどると、実は前日夕方のお茶やコーヒーが原因だったりすることもあるわけですね。これは怖い(-_-;)
というわけで、カフェインは自分では睡眠の質を落としている自覚がなくても、実際は気づかないうちに睡眠効率が悪くなっていて、
その自覚がないまま日中のパフォーマンスが落ちてしまっていることがありますので、遅くても夕方以降はカフェインを飲まないようにご注意ください。
それではまた。