- 2013-7-23
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
これから夏休みに入る大学受験生、高校生の方も多いと思いますが、自分が立てた計画をなかなか実行できなくて、いつも計画倒れに終わるという人が少なくありません。
そういう人のために私が用意したシステムが、OCP(受験勉強オンラインコーチング・プログラム)だったわけですが、
結局のところ、最後の最後は、自分が立てた計画を実行できるかできないかについては、ある1つのマインドで決まります。
つまり、計画を実行するときの「実行力」というのは、ようするに何のことかといえば、
【 ほんのちょっとの思い切り 】
のことなのです。計画を実行できるか計画倒れに終わるかどうかは、ほとんどこの部分で決まります。
逆に言うと、「計画がなかなか実行できない」という人は、その計画の内容そのものに問題がないのなら、あとはもう実行するまでの「ほんのちょっとの思い切り」が足りないだけです。
もう少し具体的にいうと、今から計画の中に入っているAという作業をやらなければいけない、とします。
受験生がAを達成できないパターンの多くは、Aに取り組んでから時間が予想以上にかかってしまう場合よりも、
Aそのものをスタートさせられない、もしくは、Aをスタートするまでに異様に時間がかかる。そんなケースが非常に多いわけです。
では、なぜAをスタートさせられないのか?Aをスタートするまでにめっちゃ時間がかかってしまうのか?
それは多くの場合、あなたの心の中でAという存在が大きくなりすぎてしまい、取り組むのがおっくうになっているからです。
場合によっては、大きくなりすぎて、モンスターのような存在になっているわけです。
が、そのモンスターは、ほとんどの場合モンスターでもなんでもないです。せいぜいスライムとかクリボーとかそんなレベル(←わかる人にだけわかればよい)
そんなものに取り組むのに、おっくうになってしまってる場合ではないのですが、悲しいかな、ついつい後回しにしてしまうわけですね。そして、それが計画倒れの遠因になっていきます。
よって、それらを処理する実行力を高めるためには、最初に「ほんのちょっと思い切って」、そのAに手をつけてしまえばいいのです。
繰り返しますが、計画が進まない原因の多くは、実行そのものに時間がかかるのではなく、実行までにやたら時間がかかるからなのです。
これを克服するには、技術的なテクニックで多少なんとかできる部分もあるのですが、
最終的には「ほんのちょっとの思い切り」で、さっさとスタートさせること(そしてそれを頻繁にできるかどうか)が勝負を決めます。
受験勉強に限らず、「実行力」というのは何でもそうです。新しいことをやる場合もそうです。「ほんのちょっとの思い切り」だけ、必要なんですよね。
最初だけ思い切って乗り越えたら、あとは動き出したその流れに身をまかせるだけですから、一気に楽になるのです。
計画に手をつけるための、「ほんのちょっとの思い切り」を習慣化してください。その習慣化こそが、実行力のある自分に変わるための鍵になります。
それを習慣化できない人は、いつまで立っても「毎回計画倒れで終わる自分」からは、脱却できなくなりますので、少しきつそうに感じる勉強でも、勝手にそのしんどさを想像して想像苦で疲れるくらいなら、
ちょっとだけ思い切って「よっしゃ!やろう!」と心の中でかけ声でもかけて、さっさとスタートさせてしまいましょう。