- 2013-7-18
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
つくづく思うのですが、受験勉強というのは毎日毎日、本当にすごく地味な作業の連続です。
勉強そのものは楽しい部分もありますが、別にそれが目的でやっているわけではなく、あくまで合格することが目的なわけですからね。
合格後のまぶしい生活を夢見て、ひたすら何ヶ月も(場合によっては何年も)勉強を続けるわけですから、これ以上ないくらいに「忍」の一文字を学べるわけです(笑)
こんなに延々といろんなことを我慢し続ける取り組みって、人生でそうそうないですよね。今、きっとあなたは暗闇のトンネルの中を疾走しているような気分だと思います。
でも、一つ知っておいてほしい真実がありまして、それはあなたが目指している「合格」というものは、
【 簡単に手に入らないから素晴らしい 】
ということです。最低でも数ヶ月、場合によっては何年もかけて、遊びたいのを我慢して我慢して、ようやく勝ち取った「合格」というのは、本当に涙が出るほど嬉しいものです。
そのときに思うのが、「受験をやって本当に良かった」という気持ちと、もう一つは、
「手に入れるのが難しかったからこそ、この合格は自分の人生で大きな価値があったんだ」
という感慨です。もしも、1週間くらいちょこっとやるだけの受験勉強で合格できるなら、苦労はしないからラクでいいですが、受験から学べるものは何一つないでしょう。
当然、合格したときの喜びや感動もほとんどないに等しいでしょうし、合格後の新しい生活に、さほどありがたみも出ないわけです。
このブログの読者さんは大学受験生と資格試験の方が大半ですが、子育てしながら資格試験や再受験を目指す主婦の方もたくさんいらっしゃいますので(OCPメンバーの子育て主婦率も高いです)、ほとんど釈迦に説法だと思いますが、
子供を授かるときもまさに同じ部分があって、妊娠してから出産まで十ヶ月もかかり、しかも出産時の痛みは到底言葉で表現できないわけですよね。
私は男ですから「鼻の穴からスイカが出てくる感じ」といわれても、ものすごい事態だとしかイメージできないわけであります。
しかしそうやって生まれてくるから、自分の子供というのは他人の子よりかわいいし素晴らしいわけで、
ピッコロ大魔王みたいに一瞬で口から子供を簡単に産めたなら(←わからん人はスルーで)、子供を授かる素晴らしさも半減してしまうことでしょう。
【 簡単に手に入らないから素晴らしい 】
これは、たぶん万国共通の、人間が持っている真理なのだと思います。
私個人的にはその逆も真なりと思っていて、「簡単に手に入るもの」で本当に価値のあるものはやっぱり少ないなと。
あなたは今、毎日の受験勉強が大変でしかたがないと思いますが、その大変さこそが、
「合格そのもの」と「合格後の生活」を、最高に素晴らしいものにしてくれる要素だということを、頭の片隅に入れて忘れないでほしいと思います。