- 2013-5-1
- 元アメブロ記事(13年2月~14年5月、修正中)
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
私は毎年5月に入ると、なぜか浪人したときのことを思い出します。
なんといいますか、ゴールデンウィークを迎えて春が極まった感じの、この5月のすごい陽気さと、みんながウキウキで外に遊びに出かけていく楽しい世間の雰囲気とはまったく対象的に、
また再び1年近くも続くことになった受験生活への絶望感と不安でいっぱいだったわけであります。
多少個人差もあるでしょうが、おそらく9割くらいの浪人生は、遊びたくてウズウズしてたり、同級生の友だちが大学生になって遊んでいるのを想像したりすると、「ぬぅああああー!!!」と発狂しそうになる瞬間もあるかもしれません。
まして高校の同級生が彼氏彼女を連れて歩いているのを見かけようものなら、
「しゃあーーーーー!!!!!」とか叫んで、後ろからとび蹴りをくらわしてしまいかねない勢いでしょう。(とび蹴りは犯罪です)
ただ、それはあなた自身が現在浪人まっただ中にいるからそういう心境になるのですが、もう少し冷静になって、自分の現状を客観的に把握できると、かなり精神的に楽になります。
あなたが少し楽になるように、私自身が浪人した経験から、また私の周りに腐るほどいる浪人経験がある友人・知人・先輩・後輩の意見をまとめて言いますと、浪人時代というのは、次のような性質があるのです。
1、想像以上に早く過ぎ、あっというまに終わる
2、浪人時代を後悔した人はほとんどいない
1は、たった今浪人生活がはじまったあなたには、にわかには信じられないかもしれませんが、
ちょうど昨日の記事で、「2013年は、もう3分の1が終わった」ということを話したように、
浪人生活というのも、想像以上にあっというまに終わってしまいます。
ハッキリ言って、世の中には、経済的・健康的に、また人間関係的に、仕事的に、
先の見えないトンネルを何年、何十年と歩いている人など山のようにいますよ、日本だけでも。
まして世界に目を向けたら、何十億人がそんな状態かわかりません。
「何十億人」というのは全然大げさな数字ではないです。世界の飢餓人口ですら10億人ですからね。我々がどれだけ幸福な国にいるのかという話。
それを思えば、浪人なんて期間的にもハッキリと先が見えていますし、その期間も1年もないわけです。
しかも自分の行きたい大学に入るためにやっていることですから、不条理さは0です。まして「不運」であるわけがないです。
それと、2のほうですね。「浪人時代を後悔した人はいない」という点。
これはもう間違いない事実ですね。私自身も後悔なんてしていないですし、そんな話を聞いたことがないです。たとえば社会人で
「あ~、俺、浪人しなけりゃ良かったなぁ(ノд-。)」
とか居酒屋でグチってる人、見たことないですホントに。
そんな奴いたら、よーーっぽどネガティブなタイプか、浪人時代前後に相当な何か特殊事情があったか、めちゃくちゃ酔っぱらってわけがわからん状態か、でしょう。
もちろん、浪人時代に「勉強をさぼったこと」を後悔している人はいるでしょう。私の周りにはいませんが、そういう人なら探せばけっこういるかもしれませんね。
ただ、それは「浪人時代にさぼって勉強をしなかったこと」を後悔しているのであって、
それと「浪人したこと」そのものへの後悔を、同じようにカウントはできないです。
安心してください。自分なりにしっかり勉強する浪人生活を送れば、それを後悔することなんてありえませんから。
だからと言って、現役の高校生が「じゃあ、後悔しないんだし、浪人してもいいか」などと思ったとしたら、ちょっとアホすぎですよ。
そんな考え方で、貴重な高校時代をダラダラすごして浪人になったら、
あとになって「高校時代に浪人前提でダラダラすごした自分」を後悔するに決まってます。それくらいは想像してね。このブログの読者さんはレベル高い人が多いのでほとんどいないと思いますが、念のため。
というわけで、この五月晴れのはがゆい(?)シーズンにあたって、
あっというまに終わる浪人時代を、最初からアクセル全開ですごしておくことをおススメしますね。
「浪人したことを後悔しないため」なんていう消極的な目的のためではなく、
「超充実した、最高の浪人時代だった!」と、あとで笑顔で言うために。