- 2025-9-1
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する食事法
こんにちは、中西です。
いよいよ9月に入り、食欲の秋に近づきつつあります。
その食欲に抗って頑張ってダイエットをする方も多いと思います笑
そしてダイエットの際に気になりがちなのが
「カロリーオフ」「糖質オフ」
と表示されている食品や飲み物です。
私もついそういった食品や飲み物に目がいって購入することも時々ありますが、これらには人工甘味料が使われています。
今回はこの人工甘味料の”新たなヤバい事実”が判明した研究をご紹介。
そもそも人工甘味料というのは、甘味はありながらカロリーや糖質を大幅に減らす目的で砂糖の代わりとして使用されるものです。
砂糖の数百倍もの甘さがありながらカロリーを抑えられる特徴があり、様々な食品に使われています。
特に人工甘味料が多く含まれている食品の例としては、清涼飲料水や炭酸飲料、スポーツドリンク、紅茶飲料などがあります。
ダイエット系のカロリーオフ・糖質オフの飲料などは典型ですね。
また、シュガーレスガム、キャンディ、ゼリー、アイスクリームなどのお菓子類、
漬物、つくだ煮、煮豆、めんつゆなどの和風食品、ヨーグルトなどの乳製品にも含まれています。
つまり、日常的に手にする多くの食べ物や飲み物に人工甘味料は含まれているわけです。
その中でも代表的な人工甘味料は
「アスパルテーム」「スクラロース」「アセスルファムK」
の3つ。基本的に「ゼロ」「カロリーオフ」「糖質オフ」と書かれているものには高い確率で含まれています。
これまでの研究でも人工甘味料は健康に良くないという結果が出ており、糖尿病リスクの上昇などが指摘されていました。
今回ご紹介するのは、それに加えて新たに判明したリスクです。
結論から言いますと、
【 人工甘味料は脳が騙されて空腹感が高まってしまう 】
ということが判明しました。※参考:本メール下部に記載
本来はダイエット目的の「カロリーオフ」「糖質オフ」といった食品や飲み物ですが、
これに含まれる人工甘味料によって、逆に空腹感が増して太るリスクがあるという研究結果なのです。
これはアメリカ南カリフォルニア大学の研究で、対象は代表的な人工甘味料の1つである「スクラロース」です。
18歳から35歳の健康な男女75人に、
水、砂糖水、スクラロース水
をそれぞれ飲んでもらい、脳の活動や空腹感を分析しました。その結果、
【 スクラロース水を飲んだ人は空腹感が約17%から20%も増加する 】
ことが分かりました。
なぜ空腹感が高まるのかというと、スクラロースは脳に甘さを伝えるものの、実際にはカロリーや満腹信号を伴わないため、
脳が混乱して「もっと食べたい」と感じやすくなる可能性があるのです。
脳としては「甘さがあればカロリーや満腹が伴う」と理解していますが、その理解と違う不自然な食べ物が入るせいで混乱し、
結果的に「もっと食べろ」という指令を出すわけです。
特に女性、肥満の人、インスリン抵抗性のある人は影響を受けやすいことも分かりました。
研究者の意見では、砂糖を人工甘味料に置き換えるのではなく「甘味そのものを減らす」のが望ましいとのことです。
また、ドレッシングやパンなど、気づかないうちに砂糖が多く含まれている食品を避けることも有効だとされています。
ダイエットのつもりで「カロリーゼロ」「糖質オフ」といった食品や飲み物を摂取したのに、逆に食欲が増して太ってしまうとしたら本末転倒ですからね。
健康にも良くありませんので、メリットはほとんどないといえるでしょう。
今回はスクラロースで調査が行われましたが、人工甘味料の性質を考えれば、アスパルテームやアセスルファムKも同じ可能性が高いはずです。
人工甘味料は非常に多くの食品や飲料に入っており、特に「糖質オフ」「カロリーオフ」「ゼロ」と書かれているものには高い確率で含まれています。
ダイエット中の方は、私自身もそうですが「カロリーゼロ」「糖質オフ」という言葉につい目が行きがちです。
しかし、それらを摂取すると逆に太るリスクや健康被害のリスクがあるため、注意した方が良さそうです。
余談ですが、意外だったのは私が好きなノンアルコールビールにも人工甘味料が含まれていたことです。
家にストックがあるので原材料を調べてみたら、しっかり入っておりました(`ロ´;)
というわけで、ダイエット目的でスクラロース(などの人工甘味料)が入ったカロリーオフ・糖質オフの飲み物・食べ物を選ぶと、
空腹感が高まって、逆効果になる可能性があるのでご注意ください。
※参考
Calorie-free sweeteners can disrupt the brain’s appetite signals
https://keck.usc.edu/news/calorie-free-sweeteners-can-disrupt-the-brains-appetite-signals/
Non-caloric sweetener effects on brain appetite regulation in individuals across varying body weights
https://www.nature.com/articles/s42255-025-01227-8


感謝!YouTube動画が500万再生を突破!











