- 2021-12-2
- 受験を突破する健康管理術
こんにちは、中西です。
先日も少しお話ししましたが、先週から少し厄介な病気になりまして、病名は
「帯状疱疹」
(たいじょうほうしん)
と言います。
簡単に言うと「体の片側半分」に発疹と痛みが出る病気です。
実は生涯に3人に1人がなる病気なので、非常に身近な病気ともいえます。
先日この話をメルマガでお伝えしたところ、読者の皆さまからメールをいただき、「私もなりました」と言う方も多かったです。
また自分がなっていないけど、親がなった、祖父母がなった、子供がなった、子供の同級生がなった、親と兄弟がなった、友人がなった、同僚がなった、上司がなった…などなど、
周囲の帯状疱疹になった人の報告を多数いただき、いかにこの病気がありふれていて、誰でもなりうる病気かと言うのを改めて実感しました。
ちなみに帯状疱疹は、子供の頃になった水疱瘡(みずぼうそう)のウィルスが神経の中にずっと隠れていて、
ストレスや多忙や睡眠不足などで免疫力が低下したときに、復活して再発してしまう病気です。
水疱瘡は子供の時に誰でもなるわけで、私もなりましたが、まさか完全にウィルスが体から消えたわけではなく、何十年もの間、眠るように潜伏しているとは思いませんでした。
もちろん3人に2人はウィルスが体に眠ったまま生涯を終えるわけですが、3人に1人は人生のどこかのタイミングで水疱瘡のウィルスが復活して帯状疱疹になります。
まるでドラゴンボールの魔人ブウだなと笑
魔人ブウは人類が誕生して間もなく、人類がようやく歩き始めた頃に、魔道士ビビディによって生みだされ、宇宙をメチャクチャにするほど大暴れし、
生みの親のビビディすらコントロールできなくなったため、呪文で封じ込められてしまったのです。
封じ込められたまま数百万年も眠っていたのですが、ビビディの息子のバビディによって封印が解かれて復活し、地球を再び襲います。
まさに子供の頃に発症して、数十年の潜伏期間を経て、免疫力低下のきっかけで長い眠りから覚め、再び体を襲ってくる帯状疱疹にそっくりやんと。帯状疱疹=魔人ブウ説 (゚o゚;;
ただ私自身は勉強不足で、こういう病気があることも知らなかったため(祖母もなっていたのに子供だったので知らなかった)、
帯状疱疹の可能性に気づくまでに時間がかかりました。
これの何が問題かと言うと、帯状疱疹は「早期発見・早期治療が何よりも重要」な病気だからです。
神経に長年眠っていた水疱瘡のウィルスが復活する形になるので、神経に痛みが来るのですが、
発見が送れてしまうと、神経の損傷が激しくなってしまい、発疹が消えてウィルスを再封印したあとも、神経の痛みだけが残り続ける後遺症が続くことがあるのです。
後遺症は数ヶ月から長い場合は数年にわたることもあるようです。
したがって帯状疱疹の症状をざっくりとでも頭の片隅に入れておくことが、自分や自分の周囲の人が発症したときに早期発見の重要な鍵になります。
改めて帯状疱疹のわかりやすい特徴をまとめておくと、
1.「体の片側」だけ発疹+痛みが出る
2.最初は痛みから来て数日間は発疹が出ないので、初期では腰痛や頭痛や筋肉痛などと勘違いしやすい
とりあえずこの2つだけ覚えておくと良いのではないかと思います。とくに典型的な特徴は1ですね(より詳しく知りたい方はググってみてください)
私も最初の数日は腰痛になったと勘違いしていたのですが、2日目の夜ぐらいから急に痛みがひどくなり一睡もできなかったので病院に行ったところ、
その段階では発疹が出ていなかったので帯状疱疹だと医師も気づきませんでした。
症状には個人差がありますが、私の場合は右側の太ももや腰の部分にまさに「帯状」に発疹が出て、その皮膚の発疹は見た目はグロいのですが、痛みも痒みもほとんどありませんでした。
問題は腰痛と勘違いしたひどい神経の痛みで、これが本当にきついです。
過去形ではないのは今現在も痛いからですが。。
先日私の祖母が「キリで刺されるように痛い」と半泣きで苦しんでいた話(母から聞いた)をしましたが、
私もまさにそんな感じで、加えてライターで神経を焼かれているような熱い感じもあります。痛いと熱いが混ざったような感じ。
痛み方がほとんど拷問に近くて、この1週間で痛みで夜寝られなかった日が3日位ありました。
こんなきつい痛みを味わう人が、3人に1人もいるなら、もっと病気の認知度が高くてもいいんじゃないかと思うのですが、私が無知だっただけでしょうか(つД`)
調べてみたら、名前をあげだしたらキリがないほど多くの有名人・芸能人もなっていますし、皇室では雅子様もなっていますし、当時の皇后美智子様もなっておられます。
最初の痛みが発生してから10日ほど経ちますが、私自身はまだ治療中で、帯状疱疹についての話を詳しくし出すとキリがないので、今回はこの辺で。
とにかく私から言いたいのは、統計的には50歳以降で増え始める病気ではありますが、どの年齢層でもなる人はかなりいますし、
3人に1人が最終的になるので、症状を頭の片隅に入れておいて、疑いがあるときはすぐに診断を受けることが大事になります。
こんな痛みが後遺症として何年も続いたら、もう仕事も勉強も日常生活もまともに送れなくなりますので(集中力アップどころではない(-。-;)、
命に関わるほどの病気では無いとは言え、本当に痛みがエグいので、気付くのが遅れて、こじらせて後遺症が残ると大変です。
こちらのページに体験談が多数掲載されているので、興味のある人はどうぞ。
帯状疱疹になった多くの人に共通してるのが、睡眠不足・ストレス・多忙などが続いた直後に発症していることです。
社会人だと多忙な時期になる人も多く、12月のこの時期は忙しい会社が多いので、12月になる人も多いようです。
私も発症する直前に見事にそれらの心当たりがあったので、きっかけは間違いなく免疫力低下です。
改めて免疫力が低下しないように気を配っておくことがいかに重要か思い知りました。
特にストレス過多の状態で睡眠不足が連続してしまうと、危険です。この両方が重なる状態が継続していると(帯状疱疹に限らず)赤信号なので、注意したほうがいいと思います。
私はストレスの自覚は余りありませんでしたが、かなり負荷がかかっていたのは確かで、睡眠不足も不本意ながら続いてしまっていました。
他にも心当たりが複数あり、冷静に振り返れば確かに過去にないほどいろいろ免疫力が低下しやすい状況が重なっていました。
その直後のタイミングに発症。免疫力が低下すると、速攻で体に悪影響が出ますね。
というわけで、これから冬本番に入りますので、体調も崩しやすい季節に突入しますが、
時期的に受験生も社会人もストレス・多忙・睡眠不足等で免疫力が低下しやすですし、
帯状疱疹に限らず、他の病気や風邪、コロナ・インフルエンザなどもありますので、
ぜひ「免疫力低下」につながる生活習慣に陥らないように、くれぐれも注意しておいてください。
それではまた。