- 2023-11-22
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 運動の話
こんにちは、中西です。
前回・前々回と、長時間勉強や仕事に取り組む時にリスクとなる
「腰痛の改善・予防法」
についてご紹介しました。
寒くなってくると腰痛のリスクが高まりますが、腰が痛み出すと集中力も大幅に低下しますからね。
前回・前々回のポイントだけ復習すると、
1、腰痛はウォーキングで予防・改善できる
2、腰痛と姿勢の悪さは関係がない
というものでした。
今回は腰痛シリーズの最終回。腰痛予防を実践するための別の研究をご紹介します。
結論から言いますと、
【 昼休みに10分の短時間運動をすると、腰痛の予防と改善につながる。
おまけに睡眠の質も上がり、生産性まで向上する 】
ということです。
▼参考:科研費「労働者の労働生産性向上に対する職場単位で行うアクティブレストの効果検証」
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17K09175/17K09175seika.pdf
この研究では、ホワイトカラー・ブルーカラーともに様々な業種で、労働者に対して昼休みに10分間の短時間運動をしてもらいました。
この10分間というのは、一般社団法人10分ランチフィットネス協会というところが提唱している10分ランチフィットネスという運動だったようです。
これはどういう運動かというと、有酸素運動やほぐし運動・ストレッチなどいくつかあるようですが、ようは
「普段着のまま、体力のあまりない人や高齢者でもできる、軽く汗をかく運動」
とのこと。
この程度の「10分間の軽い運動」で、腰痛の改善が見られました。
さらには睡眠の質の改善、その後の仕事の生産性まで向上することが分かったようです。
その意味で、この研究は学術的・社会的意義の大きい結果だったと記されています。
これは個人的にも経験があり、昔IT企業で働いていた時に、一時的に昼休みにバドミントンが流行ったんですよね。
流行ったと言っても、私と女子2人と先輩の4人だけでしたが笑
時間も昼休みなので短時間でしたが、バドミントンは全身を動かすので、短い時間でも非常にすっきりしました。
その後、午後の仕事の集中力が非常に高まり、驚くほど捗ったことを覚えています。
バドミントンは1人では無理ですが、この研究を見る限り、ウォーキングなどでも問題ないようです。
ようは「10分」と「軽く汗をかく」のがポイントですね。
というわけで、腰痛の改善はもちろん、睡眠の質を改善し、午後の生産性を高めるには、
【 昼休みの10分の運動(軽く汗をかく程度) 】
はとても効果があるので、
腰痛・睡眠・午後の集中力にお悩みの方は、良かったら試してみてください。