- 2023-7-27
- 勉強の習慣化, 勉強の集中力をアップさせる考え方, 勉強の集中力アップに役立つアイテム, 勉強を楽しむテクニック
こんにちは、中西です。
私が主催している第二領域コーチングのプログラムでは、メンバーさんの第二領域(緊急では無いけど重要)のタスクのコーチングをしています。
Kさんという女性も複数の第二領域のタスクをノルマに設定してるのですが、その中に
「英単語の勉強」
というタスクがあり、これを1週間で3.5時間やることを目標にされています。
1日30分平均で達成できる計算から設定した目標で、もし1週間の途中で30分を達成できない日があっても、別の日に30分以上やってカバーすることで
「1週間トータルで3.5時間を超えればいい」
という考え方の目標です。
以前は3.5時間を少し超える程度だったのですが、ある時期から1週間トータルで6時間から7時間達成するのが当たり前になってきました。
目標は3.5時間に対して7時間達成しているので、目標の200% (2倍)の驚異的な達成率です。
で、なぜそんなに大幅に目標を超えて達成できるのか確認したところ、まず1つは、
「ステッパーに乗りながら、一緒に英単語の勉強しています」
とのこと。ステッパーというのは、その場で足踏みができる器具ですね。
Kさんは別の目標として、「1週間の歩数」も計測しているのですが、そのためにステッパーに毎日長時間乗っておられます。
そのタイミングで、(ステッパーに乗りながら)英単語の勉強をセットでやることで、3.5時間の目標は軽くクリアできるようになったとのこと。
ただ、この時点では、まだ3.5時間をクリアできるようになった程度で、今のような6時間7時間といった「目標の2倍の達成率」と言う驚異的な数字にはなっていませんでした。
実は、Kさんはその後、英単語の勉強時間を増やすために、もう一捻りして工夫を加えたのです。
それは、何かと言うと、
【 iPhoneのオートメーション機能を使って、「歩数の計測アプリ」の起動と同時に、「英単語アプリ」が起動する設定にした 】
のです。オートメーション機能と言うのは、iPhoneの中で何かの操作をしたタイミングで、別の操作を同時に自動で行えるようにする設定。
この場合、Kさんが既に完全に習慣化できている
「ステッパーに乗ってアプリで歩数を計る」
という行動を始めたタイミングで、オートメーション機能により、「歩数計のアプリ」はバックグラウンドで作動するようになり、ステッパーに乗っている間は計測され、
同時に、「英単語のアプリ」が起動することにより、iPhoneの画面上にドーンと「英単語のアプリ」が表示され続ける状態になると言うことです。
実はKさんはこれまでステッパーに乗り始めてiPhoneを手に持っていても、ついYouTubeなどを見てしまって、余計なネットの閲覧に時間をとられることも多かったそうです。
それが、オートメーション機能により、ステッパーに乗ると同時に、自分の意思とは無関係に英単語のアプリが画面に表示されるため、
【 半ば強制的(自動的)に、英単語の勉強ができるようになった 】
ということです。
今回何が言いたかったかと言うと、オートメーション機能がいいと言う話ではなく(それはそれで良いのですが)、
要するに、目標の達成率と言うのは、自分の意志力や努力とは別次元で、
【 ちょっとした工夫 】
をするだけで、著しく結果が変わる事は非常に多くある、ということ。
さらに、その工夫がうまく機能すれば、
【 意志が弱くても、半ば強制的・自動的に、目標を達成していくことができる 】
ことも少なくない、ということ。
もし何か最近うまくいっていないことがあれば、少し時間をとって、
【 何か「ちょっとした工夫」ができないか 】
を考えてみてください。
工夫や改善の内容そのものは「ちょっとしたこと」でも、
自分でも驚くほど、結果が大きく変わることはザラにあります。
「努力が足りないのではなく、工夫が足りない」
と考えるのがおすすめですね。
自分の努力不足を責めるのではなく、工夫不足を責めましょう。
それではまた。