- 2022-11-15
- 受験を突破する生活習慣術
こんにちは、中西です。
前回は、椅子に座って使える高さのあるこたつの話と、こたつの電気料金が安いと言う話でした。
この話が思ったより好評でしたので、今回はもう少し突っ込んだ話を。
そもそもなぜ今年の冬は、電気代に注意した方が良いかと言うと、ロシアのウクライナ侵攻などによる世界的な燃料価格の高騰によって、電気代が爆上がりしているからです。
さらに、この燃料価格の高騰に関係なく、もともと電気代には
「再生可能エネルギー賦課金」
という、私個人的に詐欺認定している料金がこっそり含まれているのです(明細を見ればわかりますが)。で、この再エネ賦課金は、導入当初はしばらく0円にしていたのに、その後しばらくしてからは
「毎月“必ず”上がっていく」
と言うとんでもない料金になっています。
今や日本の全世帯が毎月多いと1000円とか2000円、この料金を払ってるんですよ。知らない人の方が多いですが。
…と言う感じで、もともと電気料金がどんどん値上がりしているところに、今年は燃料価格の高騰により、電気料金が爆上がりするリスクがあるのです。
細かい話をすると、電力会社によっては、燃料価格の高騰に伴う電気料金の値上げに上限を設けている会社もあったのですが、大手電力会社を含め、その上限を撤廃しているところが多いです。
あまりにも燃料価格が上がっているため、それでは会社がもたないからです。実際倒産した電力会社も増えつつあります。
帝国データバンクの調べでは、2021年4月までに電気事業者として登録されていた新電力706社のうち、2022年6月8日時点で、
倒産は19社、撤退は16社、新規の申し込みを停止をしたのは69社に及んでいます。
要は、電力会社の経営がめっちゃ厳しい状況なわけですね。それは当然、我々の電気代の価格に反映せざるを得なくなるわけです。
政府が総合経済対策で電気料金を負担するようですが、個人的にはそれを当てにするのではなく、そうなったらラッキー位に考えておいて、
基本的に来年以降含め、今後の電気料金は上がっていく前提で考えたほうがいいと思っています。(そもそも日本経済自体が、来年以降も確実に景気後退しますから)
こういう現在の国内の電力供給の状況を理解すれば、今年の冬の電気代に注意するのは、ある意味当たり前かと思います。油断してたら何万円になるか分かりませんからね。
で、この状況で我々庶民の救世主になるのが、意外と「こたつ」じゃないか、と言う話なのです笑
前回もお話しした通り、こたつは温度設定を「弱」や「強」に切り替えられますが、「弱」で使用すると100W前後で、「強」でも200~300Wくらいです(商品にもよりますが目安として)。
しかも、ある程度温まると、こたつは暖かい空気が逃げないので、「弱」にしたままでも充分使えることも多いです。
つまり100Wでも長時間快適にすごせたりするわけです。
調べてみたところ、エアコンの暖房ですと6畳でも(温度によりますが) 数百〜1000W前後、最大1500Wくらいにもなります。
こたつの消費電力の3倍から最大15倍も違います。
しかも、エアコンは高い場所についていることが多いので、足元は寒くなることが多いです。つまり電気代の割に暖まった実感が低いんですよね。
計算してみたところ、平均的な6畳の部屋を想定し、ここで勉強や仕事を1人でやる場合、下半身は高さの高いテーブルこたつで100Wの「弱」、
さらに自分自身のすぐ近くに、たとえば以前このメルマガでも紹介したオイルヒーターを置いておく。
オイルヒーターは部屋全体をじんわり温めてくれて、エアコンのような不快な風もありません。さらに近くに置いておけば、ワット数も低めに抑えられます。
オイルヒーターなら500〜700Wで十分なので、エアコンよりは消費電力が低くてすむ可能性が高いです。ちなみに私が持っているオイルヒーターはこちら。
▼オイルヒーター(1200/700/500W 3段階切替式)(温度調節機能付)(24時間入切タイマー付) ホワイト DO-TL124(W) [メーカー保証1年]
そうすると、こたつの100W+オイルヒーターの500W〜700W=計600W〜700W程度で、体感的にかなり暖かくなると思います。
まあもちろん商品にもよりますし、部屋の大きさや環境や好みにもよるので全員におすすめするわけでは無いですが、こういう形で
「電気代が圧倒的に1番安くて、体感でも暖かいこたつ」を組み合わせる
ことで、暖かさと電気代のちょうど良いバランスを作れる可能性が高まるわけですね。
今回のやり方はあくまで一例ですが、この冬の電気代は油断していると危険ですし、また来年以降も再エネ賦課金でどんどん電気代は上がっていくので、
早めに調べて検討し、ご自身の状況に合った暖房器具を検討しておくことをおすすめします。
それではまた。