- 2015-12-10
- 受験を突破する健康管理術, 受験を突破する生活習慣術, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
ここ数日、
「早起きに失敗しないポイント」、
「早起きに成功するコツ」など
「早起き」
について解説してきました。
今回は、この流れで
「睡眠の質」
について。
前回、気持ちよく
早起きできるかどうかは
「寝る前」
に大方勝負がついているという
話をしましたが、
いろいろと「寝る前」に工夫して
早起きの準備は整えたとしても、
当たり前ですが
「睡眠の質」
が悪いと意味がなくなります。
(「睡眠の質」というのは、簡単にいえば
「ぐっすり良く眠れるかどうか」です。
布団に入ってから入眠までのスピードが早いと、
「睡眠の質」が高いことが多い)
かりに「睡眠時間」をバッチリと
確保していたとしても、
「睡眠の質」が悪い場合は
「寝たのに、眠い」
ということも起こりえるわけですね。
よく言われることですが、
睡眠は単純な睡眠時間だけではなく、
「睡眠時間×睡眠の質」
で決まります。
そしてこの睡眠は、あなたも
日々実感していると思いますが、
日中の勉強の集中力に
非常に大きく影響を与えます。
厳密にいうと、私が提唱している
「集中力の三角ピラミッド」
(=集中力は「やる気」と「モチベーション」
が土台となるピラミッド構成説)
における、「やる気」の部分に
睡眠が影響を与えることで、
「やる気」とその上に位置する
「集中力」が大きな影響を受けるという形。
▼図解「集中力の三角ピラミッド」
(↑このピラミッドを利用した解説は、
本ブログではよく出てくるので
覚えておいてください。)
では、日中の勉強の集中力に
大きく影響をおよぼす
「睡眠の質」
は、何に影響を受けているかというと、
複数あるのですが、
今回とくにご紹介したいのは、
【 継続的な運動習慣 】
です。
これ、たぶんあなたが
思っている以上に重要。
注意してほしいのは、単なる運動ではなく
「継続的な」「運動習慣」
という点です。
ようするに、
「1日だけの単発の運動」だけでは
「睡眠の質」へのプラスの影響力が低い
ということです。
運動は
「継続的な」「習慣」
として続けた場合に
睡眠の質が向上することが判明しています。
なので、早起きするためには、
「寝る前」の準備だけではなく、
さらにそのもっと前の段階で、
日中に「運動をする習慣」があるかどうかが
鍵を握っているわけですね。
なお「運動をする習慣」というのは、
頻度的にはどれくらいが目安かというと、
医学博士の西多昌規先生によれば
週2〜4回とのこと。
まあ「毎日欠かさず」が理想でしょうが、
それが無理なら最低でも週2〜4回くらいは
運動をしていった方がいいと。
そう考えると運動というのは、
1、運動→脳を活性化→勉強の集中力アップ
2、運動→睡眠の質が良くなる→勉強の集中力アップ
という「2つのルート」から
勉強の集中力アップに向上している
ことになりますヾ(´▽`)ノ
ただし1のルートの場合は、
即効性の高い短期的な集中力アップ法であり、
2のルートの場合は、即効性は低いですが、
上記の通り「継続的な」「習慣」により
中長期的に集中力アップに
影響を与える方法だといえます。
また、どちらかというと1は
「筋肉へ刺激を与える運動」、
2は「有酸素運動」(ウォーキング、水泳など)
の方がそれぞれ比重が大きいです。
別にあらためてジムに通うとかプールに
行くとかしなくても
(できるならそれに越したことはないですが)、
日常生活の中で
通勤通学や買い物・休憩タイムなどで、
「多めに歩く」「階段を使う」
くらいのことは簡単にできると思います。
時間が無い人はそういう形で
運動量を日常的に増やして行きましょう。
とにかく、1日限定ではなく
「継続性」のある「運動習慣」が、
睡眠の質を高めますので、
その点を忘れないようにしてください。
試験の前日くらいになってから、
しっかり眠れるようにいきなりあわてて
運動しても遅いので、
それ以前から運動する習慣を
少しずつでも作っていきましょう。
それではまた。