- 2019-11-29
- 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
前回・前々回と「勉強の集中力」の観点から「冬季うつ」「生理痛」について考察しました。今回もこの流れで。
勉強に集中する上で欠かせない要素の一つが「睡眠」です。
言うまでもなく、集中する上で「睡眠」の影響力は非常に大きいわけですが、
これから冬本番に入っていくと体調を崩しやすくなるので、他の季節と比べても睡眠の影響力がより大きくなります。
しかも「睡眠」と一口に言っても、そのための対策やコツというのは細かいものまで含めると多岐にわたりますので、
全てを学ぶのは無理だとしても(睡眠に関する本だけでも数え切れないほど出版されている点からも、非常に奥深いテーマであることが分かると思います)、
そのポイントとなる部分くらいは最低限頭に入れておく必要があります。
このメルマガ(ブログ)でもこれまで相当な数の睡眠に関する話を書いてきましたが、今回はその「ポイントだけを学ぶ」上で、ちょうどいい資料があるので紹介します。
厚生労働省・健康局というところが平成26年に睡眠に関する対策をまとめた、
という資料です。
これは「睡眠12箇条」という形でポイントがまとめられていて、その12か条というのが以下の通り。
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<睡眠12箇条>
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1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。
2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。
3.良い睡眠は、生活習慣病予防につながります。
4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。
5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。
6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。
7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。
8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。
9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。
10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。
11.いつもと違う睡眠には、要注意。
12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。
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・・・ポイントとしては以上ですが、リンク先の PDF にはこの12カ条のそれぞれの項目について科学的なデータをもとに詳しく解説がされています。
全部で87ページある資料でもちろん無料で読むことができますが、個人的には大袈裟ではなく数千円の価値があると思いますね。
上の12か条のポイントを見て、気になる項目がある人は PDF から該当する項目を読んでみてください。
世の中には睡眠関連の本や、ネット上にも睡眠に関する記事は多数ありますが、
この「健康づくりのための睡眠指針~睡眠12箇条~」は、国が科学的根拠を元にまとめた資料になりますので、信用性の観点では最高クラスといえると思います(まあ細かく言うと国の話が間違ってることは結構ありますが一般論として)。
下手なネットの記事を見るよりはよほどいいと思うので。(余談ですが私が確認した限り、複数の専門家の書籍や専門家のネット記事で、この厚労省の資料をソースにしているものがありました)
うまく睡眠ができる人と睡眠が下手な人がいると私は考えていますが、その差が勉強の集中力の差となり、長期的には人生の差にすらなり得ますからね。
ぜひ睡眠の知識を身につけて、集中力アップはもちろん、密度の濃い日常生活を送れるように工夫して、万全の体勢で冬を乗り越えて行ってください。
それではまた。