- 2012-9-10
- 勉強のストレス解消法
こんにちは!早稲田集中力研究会の中西です。
大学受験や資格試験、
あるいは仕事においてもそうですが
“心身ともに健康な状態”ヾ(*´∀`*)ノ
を維持できていないと、高い生産性を発揮できません。
ところが様々な要因で、
この心身の健康は害されていくわけですが、
その要因には大きく分けて、
「慢性的なもの」(´Д`)と「突発的なもの」!(`Д´)!
の2種類に分かれることが多いです。
以前このメルマガでご紹介した、
「慢性的睡眠不足」と「突発的睡眠不足」
の話もその1つですね。
で、ほとんどの場合、怖いのは「慢性的」の方です。
今回ご紹介するのは、
生産性を落とす「慢性的」な要因の中でもとくに怖いもの。
それが・・・・
【 慢性的ストレス 】
です。
2009年にロックフェラー大学の神経分泌学研究所で
ブルース・マキューアン先生らの研究により
この「慢性的ストレス」について
驚くべき事実が明らかになりました。
この研究結果によると、「慢性的なストレス」が続くと、
脳のなかで思考力・判断力・意思決定などの
人間を人間たらしめている最高中枢である、
【 「前頭前野」が損傷してしまう 】
ということがわかったのです。
この「前頭前野の損傷」が何を意味するかといいますと
一言でいえば
【 何も意欲がわかなくなる 】
ということ(゚д゚lll)
勉強でも仕事でも、何の意欲もわかなくなるのは最悪の状態で、
一番あってはならないことです。
これほど恐ろしいこともありません。
ちなみに、この「慢性的」というのは
どれくらいの期間をさすかというと
この研究によると「2週間ほど」だとか。
2週間ほど慢性的にストレスが続くと、
脳が壊れて何の意欲もわかなくなるのです。
実は、私はこれまで仕事で何度か
この状態に陥ったことがあり、
非常にこの研究結果には納得できます(いやな納得ですが。。)
私の場合は、
「どうしてもやりたくない嫌な仕事」を
「どうしてもやらなければならない状態」がしばらく続く(ノД`)
という状況が以前ありました。
そこで息抜きでもすれば良かったのですが、
一切の息抜きもせず、起きている間はずっとその嫌な仕事。
そんな状態が2週間ほど続いたのです。
毎日毎日、我慢して我慢して、息抜きも一切せずに
気合と根性でやりたくない仕事を
頑張って2週間ほどやり続けたあげく、
最後どうなったかというと、ある日突然、
「まったく何のやる気もわかなくなった」
のです。
これには本当に私自身も驚き、
自分のおかしな状態に背筋が寒くなりました((((;゚Д゚))))
あの状態を言葉で伝えるのは難しいですが、
眠いわけでも、休憩したいわけでもなく
体のどこかが痛いとか、疲れているとかでも一切なく、
自分としては“いつも通りのコンディション”なのに
仕事をしようとして机に向かっても、体も脳も何も動かないのです。
意識はいつも通りなのに、
ビデオの一時停止ボタンを押したかのごとく
脳も体も「まったく何も動かない」という状況になりました。
(指の動かし方までわからなくなっていました。。)
仕事をしようと意識をしても
まるで心身すべてをヒモで固く縛り付けられたかのように
脳も体も、フリーズして動かないのです。。
「え?なにこれ?ウソだろおい」
とだけ思ったのを覚えています(´Д` )
あきらかに脳の異常を感じたので
即座に仕事を中止して、仕事から離れました。
2日後くらいには元に戻りましたが、今思えばあれこそ
【 慢性的ストレスによる前頭前野の損傷 】
だったのです。
「頑張る」という行為は美しいですが
その行為を長続き出来なければ何の意味もないです。
多少の頑張りくらいなら問題ないのですが、
勉強でも仕事でも、「長期間」におよんで
息抜きもせずに「頑張りすぎる」のは禁物。
「楽しい」と感じているならまだいいですが
「こんなのやりたくない」とか「辛い(ノД`)」と感じながら
【 息抜きもせずに1週間、2週間と頑張り続ける 】
のは、脳にとってはかなり危険な行為だったのです。
「慢性的ストレス」をかかえないためには、
ストレスを解消できる適度な休憩や運動を
生活の中に取り入れてください。
くれぐれも「慢性的ストレス」による
【 前頭前野の損傷(=やる気の完全崩壊) 】
には注意しておいてほしいと思います。