こんにちは、中西です。
前回は、規則正しい生活を確立させたい人は「入浴タイムの固定化」の一点突破から行くのがおすすめ、という話でした。
これは入浴タイムが、その「前後の習慣」と連動しやすいため、生活全体における影響度が大きいためです。
前回も書いたとおり、良いも悪いも、入浴タイムは日中~翌日まで影響することもありますからね。
ただ、この「時間の固定化」は、別に入浴タイムに限って有効なわけではありません。基本的にどの習慣においても効果があります。
これは別に私の経験則で語ってるのではなく、科学的に実証されてるのです。
したがって、こう考えるのがおすすめ。
「意志が弱いなら、時間を固定すればいい」
・・・自分が人並み以上に「意志が弱い(ノД`)」」という自覚があるなら、この時間の固定化のパワーを使えばいいわけです。
で、さらにいうと、「俺は意志の強さだけは誰にも負けないぜヽ(`Д´)ノ」というイキリまくりタイプ<(_ _)>の人も、同じようにやればより凄いことになります。
短時間きざみ勉強法と同じで、「弱者が勝つための戦略」は、「強者においても有効な戦略」だからです。
実際この方法を駆使して偉業を成し遂げた偉人は多いです。
有名どころではイチロー。彼の練習メニューは毎日きっちり同じ時間に決まっていました。
哲学者カントが「純粋理性批判」を完成させられたのも、彼が恐ろしいほどきっちり生活習慣の時刻を決めて、それを毎日しっかり守り、ルーチンを実践していたからだと言われています。
近所の住民はカントが散歩してる姿を見て「あ、カントさんが散歩してる。今○時だ」と時刻を把握したそうです。
歴史に残る大著を書き上げるために、執筆以外のあらゆる部分で、ムダなエネルギーの消耗を防ごうとしていたのでしょう。
当時は「時間の固定化」が効果的という実験結果や情報は出回ってなかったわけですが、カントは経験的にそれが有効だと理解し実践していた、ということです。
ちなみに私が浪人生のときも、「毎朝7時半に京都の自習室に入る」と決めて、受験直前まで淡々と繰り返していました。
最初は大変でしたし、朝早いので冬場は肉体的には大変といえば大変でしたが、習慣化できて慣れたら、もう精神的には同じ時間の方がラクでしたね。毎朝7時半に「いつもどおり」に同じ場所に行くだけ。
この「いつもどおり」「いつものこと」になるがポイントです。時間の固定化は、これをわりと簡単に実現してくれる、シンプルながら強力な手法になります。
というわけで、「意志が弱い」という自覚があるなら、「時間の固定化」のパワーをできるだけ利用する形で、生活習慣を作っていくのがおすすめです。
そして「意志が強い」という自覚がある人も、このパワーを使えばより高いエネルギーで集中してタスクに取り組めるようになります。
ようするにこのテクニックは誰にでも効果があるので、おすすめやっちゃけんねヽ(´▽`)/ナニベン?
それではまた。