- 2018-6-9
- おすすめ記事, 睡眠効率アップで集中力UP
こんにちは、中西です。
今回は、まずは以下の文章からご覧ください。
元ハーバード大学医学部の助教授で、現在カリフォルニア大学バークレー校の教授を務める人物による、最近出版された本からの抜粋です。
何にでも効く万能薬が開発されたようで、「ついに21世紀もここまで来たか!」という最新情報の話です。
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世紀の大発見!
寿命を延ばす画期的な薬がついに開発された。
しかも、効果は長生きだけではない。
記憶力と創造性も向上する。
外見も魅力的になる。余計な食欲がなくなり、スリムな身体を維持することもできる。
ガンや認知症とも無縁になれる。風邪やインフルエンザも撃退してくれる。心臓発作と脳卒中のリスクも下がる。もちろん糖尿病にもならない。
幸福感まで高まり、抑うつや不安は消える。
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・・・この薬ですが、かなりヤバいですね。
「パーフェクトヒューマン」になれる勢いの薬ですが、ガチですからねこれ。
ちなみにこの薬、あなたはいくらなら買いますか。
私は全財産の半分(12億円くらい)なら出していいです(←クスッと笑うとこ)
実はこのスーパー万能薬の名前なんですが、
「一晩ぐっすり眠ること」
という名前です。
・・・ええ、そうです、この万能薬とは「睡眠」のことでございます。
ちなみに上記の文章は、アメリカ・イギリスでベストセラーになり、日本でも翻訳された「睡眠こそ最強の解決策である」(マシュー・ウォーカー著)から抜粋したもの。
(冒頭の教授というのが著者のマシュー・ウォーカー。なお「画期的な方法」とあった部分のみ、演出として「画期的な薬」に中西が勝手に修正<(_ _)>)
ようするにですね、睡眠には以下のすべてに効能があるのです。
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記憶力・集中力アップ・創造力アップ
感情の安定・うつ病予防・認知症予防
免疫力アップ・糖尿病の予防・がんの予防・心臓発作の予防
幸福度アップヽ(´∀`*)ノ
外見の魅力アップ、肥満予防(ダイエット効果)、長寿
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とんでもない効果ですね。
これらすべてに効能があることが、現在までに発表されている1万7000以上にのぼる科学論文で証明されています。
「万能薬」と表現しましたが、けっして大げさな表現ではないかと。
ぐっすり寝ないと、ありとあらゆる意味で人生損しますよ。
さらに「食べすぎ」「飲みすぎ」「酸素のとりすぎ」が体に悪いことは実証されていますが、
「今のところ、 睡眠が身体に悪いという証拠は1つも見つかっていない」(同著)
のです。
睡眠の調査を見てもそうですし、私が受験生の話を聞いてる限りでもそうなのですが、
非常に多くの人が自分の睡眠時間を過信してます。「6時間で十分」とか思ってたり。
本書でも「疫学的なデータを見ると、平均して6・75時間しか眠らない大人の平均寿命は 60 代前半」とありますが、ほとんどの人にとって「6時間睡眠では少ない」のです。
「短眠法」に憧れる人がわりといるのですが、はっきり言って論外だと私は考えています。
これはまた詳しく書きますが、くれぐれも「短眠法」に憧れないように。生産性低下どころか、死にますよマジで。
短眠なんてくだらないことにチャレンジしてる暇があったら、
「起きてる時間の生産性をいかに高めるか」「睡眠時間をいかに確保するか」
という部分に意識を向けて、頭を使って徹底的に工夫して、それを実現していってください。
「ぐっすり眠ること」
が人間にとっての万能薬であり、睡眠に代替できる万能薬は今のところありません。
それではまた。