- 2017-5-6
- おすすめ記事, 勉強のやる気アップ法, 勉強のモチベーションアップ, 勉強の集中力をアップさせるテクニック
こんにちは、中西です。
アントニオ猪木の有名な言葉に
というものがあります。
個人的にはすごく好きな言葉ですし、私に
限らずこれまで非常に多くの人に、文字通
りの元気と勇気を与えてきた素晴らしい言
葉だと思いますが、
今回はこれをあえて「勉強の集中力」とい
う側面で考察してみます。
すると残念ながら、この言葉どおりに
「元気があれば勉強に集中できる!」
とは、全くならないのです。
おそらく世間の人に「あなたは『元気があ
れば勉強に集中できる』と思いますか?」
と尋ねたら、同意する人がとても多いと思います。
これに同意しない人、さらにその理由を
明確に説明できる人(先生・専門家)とな
ると、おそらく日本中探してもほとんどい
ないんじゃないかと勝手に思っております。
まあこれはノリと勢いで言う言葉でもある
ので、真面目に冷静に考察するのは野暮な
話かもしれませんが(笑)、
勉強に集中するメカニズムを考える素材と
してはとても面白い言葉なのです。
なぜ「元気があれば勉強に集中できる!」
とはならないかというと、
「元気」というのは、「健康で気力に満ち
ていること」(角川類語新辞典)という辞
書の言葉どおり、単に「体と精神の健康状
態が良好であること」を指しているだけだ
からです。
これは私が提唱する集中力ピラミッドでい
うと、「やる気」(=みずから物事を成し
遂げようとする積極的な気持ち)を構成す
る要素に当たりますが、
▼「集中力」「やる気」「モチベーション」の違いがハッキリわかる基準
何度も解説しているとおり、「集中力」と
「やる気」と「モチベーション」は別々の
ものですので、元気という「やる気」を構
成する要素だけでは、他の2つを補えないのです。
わかりやすく言うと、
「めっちゃ元気なんだけどヽ(´▽`)/、
集中力は続かない(ノД`)・゚・。」
「めっちゃ元気なんだけどヽ(´▽`)/、
モチベーションがないから、机に向かう気がしない(´`)」
といった状態は、ごく普通にありえる
ということなのです。
つまり、どんなに体が元気で気力がみなぎ
っていても、それだけでは勉強する「直前」
以降のフェーズにおける「やる気」がみな
ぎっているだけであり、
それとは別に「集中力」を維持する仕組み・
環境を構築していなければ、その元気をま
るで活かしきれないということです。
また、同様にどんなに元気がみなぎってい
ても、たとえば大学受験生なら「心から行
きたいと思える志望校が決まっていない」
状態の場合、
それは「モチベーション」(動機)が無い
状況なので、
「体はめっちゃ元気だけど、モチベーションが全然無い
(=「集中力」ピラミッドの土台に当たる
部分がない=勉強に集中できない)」
となるわけです。
というわけで、「勉強の集中力」のメカニ
ズムを理解する上で面白い素材だったので
引用させてもらいましたが、
「元気があれば何でもできる!」というの
は、とてもいい言葉だと思いますが、あえ
て冷めた目で(笑)冷静に考察しますと、
少なくとも「勉強」においては、
「元気があれば集中できる!」とはまった
く限らないので覚えておいてください。
ここを誤解していると、高い確率でいずれ
集中できずに悩むリスクを抱えることにな
るので、この違いはよく理解しておいてほ
しいと思います。
勉強に集中したい場合は、「モチベーショ
ン」と「やる気」(≒元気)という土台を
しっかり手に入れた上で、さらにそれに加え、
「勉強に集中するための仕組み・システム・環境」
を“別途構築する”必要がある、
ということです。
それではまた。
P.S
勉強に集中するために“別途構築する”
必要がある仕組み・システム・環境は
たくさんあります。
その一つとして、とくに「家で勉強に集中
する」場合における圧倒的に強力なサポー
トツールとして、
私が開発・運営している「オンライン自習
室」は、家の中を自習室のように集中でき
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家で勉強に集中できずにお悩み中の
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