- 2017-5-23
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こんにちは、中西です。
今回は、個人的にちょっと興味深かった
こちらのニュースについて。
▼出川哲朗に異変?女子から黄色い悲鳴
ゴールデン枠特番を2週連続MC(ORICON NEWS)
簡単に言うと、お笑いタレントの出川哲朗さ
んが「嫌われキャラ」から「愛されキャラ」
に変わってきた、という話。
「女性ファッション誌『an・an』が毎年行っ
ていた読者アンケート『好きな男・嫌いな男
ランキング』で、
2001年から5年連続で『嫌いな男』1位を獲
得して殿堂入りするなど“汚れキャラ”の代表格」
だった彼が、一体なぜここに来て「愛され
キャラ」になってきたのか。
上の記事によると、「『世界の果てまでイッテ
Q!』(日本テレビ)でのどこかチャーミング
なキャラがお茶の間に浸透。」とありますので、
個人的にはこの番組は見たことないですが、
視聴率もいいらしいですし、彼の良さを引き
出してくれるいい番組との出会いもあったの
だと思います。
この記事には書いていませんが、ここ数年は
小学生など子供たちの間でも大人気だそうです。
出川さんといえば、ちょっと前まで嫌われ
キャラで、司会はできず、年収は高いけど
レギュラー番組が1つもない、という印象の
タレントでした。
15~20年くらい前までさかのぼれば、もう
本当に「出川」=「汚い人」「男の最下層」
くらいのえぐいイメージで、
学校の女子との会話で「出川」なんて言葉
が出てくることもありえませんでしたし、
まかり間違って出川を話題をしたら、確実
に女子に「キモイ人」認定されて嫌われる
勢いだったのです(;゚ロ゚)
それが今や女子から黄色い声援が飛び、
子供からも人気な「国民的愛されキャラ」に
なぜ大変貌したのか。
この“珍現象”について、私が思ったことが2つあります。
1つは、そもそも彼自身は「変貌」などして
いないんじゃないか、ということです。
私がよくテレビを観ていた10年ほど前の時
点でも、たしかに嫌われ“キャラ”ではありま
したが、本当に“嫌われる人格”だと思う嫌味
な部分は、その当時から無かったです。
つまり、実はもともと「愛され人格」では
あったけど、「嫌われキャラ」を演じていた
だけ説です。
その彼の中身の本質が視聴率の高い人気番組
と出会ったことで、一気にお茶の間に認知さ
れただけで、
彼自身は性格もやってることも、昔から全く
変わってないのではないかと思うのです。
もう1つの理由は、こちらの方が圧倒的に重
要だと思うのですが、彼はあの「嫌われキャラ」
を演じながら体をはる芸風を、おそろしいほど
長期にわたって続けている点です。
たしかダウンタウンの同期くらいだと思うの
で、おそらく30年くらい、一貫した芸風で
やり続けてきたということです。
これは本当にすごいことで、なんであれ
30年間続けている人というのは、人として
もう尊敬せざるを得ません。
「10年偉大なり 20年畏るべし 30年で歴史になる」
という言葉もあるとおり、30年というのは
「歴史」になる長さです。
物事においては、何よりもこの
「年季」(≒継続力)
が重要だと私は考えていて、人でも組織でも、
長くやっている人(組織)が一番実力があるし、
一番信用できると思っています。
逆に言うと、同じことを続けて「年季が入っ
てきた人」は、実力があるので周りが放ってお
かなくなるのです。
これは海外の長期にわたるキャリア研究でも
明らかになっている点で、
目の前の仕事に誠実に向き合い、集中して取
り組み続けている人は、どこかの時点で特定
の人や企画と出会って、ティッピングピング
ポイント(いわゆるブレーク)を迎える、
というパターンが非常に多いことがわかって
います。
よって、彼が単なるラッキーで『イッテQ!』
に出演できて、茶の間に受け入れられブレイ
クしたような見方はかなり浅い見方であり、
その番組があろうがなかろうが、彼の圧倒的
な継続による「年季の入った実力」により、
必然的に「国民的愛されキャラ」になっている、
というのが本当のところだと思います。
きっと彼の継続力を知らない小学生も、その
「年季」の入った芸風を直感的に感じ取り、
どこか敬意を抱いて観ているので、子供人気も
高いのでしょう。
というわけで、出川さんの最大の凄さは、あの
芸風を30年続けた「年季」(継続力)であり、
私も含め、これから自分を磨いて実力を付けて
行きたい人は、彼から
「続けることの偉大さ」
を学び取ることが何より大切なんじゃないか
と思った次第。
ちなみに大学受験は、その重要性を短期間で
感覚的に学ぶことができる、10代最大の貴重
な体験ですので、
ぜひ1日1日の勉強を通して、数カ月かけて
実力が少しずつ本物になっていく感覚を
楽しみながら、受験生活を送ってほしいと
思いますね。
それではまた。