- 2016-11-15
- おすすめ記事, 効率的なノートの取り方, 効率的な勉強法~中上級編~, 授業・予習・復習ノウハウ, 直前期の勉強法
こんにちは、中西です。
前回は、
【 インプットとアウトプットの「比率」の重要性 】
についてお話しましたが、今回もこの流れで。
簡単におさらいをすると、ようは
「試験までの残り時間が少なくなるにつれて、
アウトプットの重要性が増してくる」
ということです。
よって、そのタイミングでまだインプット
ばかりやっている人は、一度振り返って
「本当にその比重で大丈夫か」
を確認しておく必要がある、という話でした。
とはいえ、です。
状況によっては、すぐにアウトプット学習
に移行するのは難しい場合もあると思います。
たとえば強制的に受けさせられる授業があ
るとか、まだ全く手をつけていない分野の
学習をしないといけないなど。
どうしてもまだまだやらないといけないイ
ンプット学習が残っている人もいるでしょう。
この場合の一つの“テクニック”というか、
乗り越えるための“考え方”なのですが、私は
【 インプットの中に「アウトプットの要素」を入れる 】
という形で勉強すると、この時期でもイン
プットに偏りすぎる無駄を最小限に抑えら
れると考えています。
具体的には、「アウトプットの要素」というのは、
たとえば授業を聞きながら(インプット)、
その内容をノートに書き写すときに、空欄
の穴埋めにして簡単な問題形式にしておく
(=アウトプットの要素)といったことです。
授業の内容をそのまま書き写してるだけな
ら完全な「インプット」ですが、その大事
な箇所を空欄( )にして、答えをノ
ートのはしっこや次のページ書いておくだけで、
「アウトプットの要素」を盛り込む
ことができます。
ちょっと前に、私の思いつきのアイデアと
して「授業の内容を『情報カード』に直接
書き写すといいんじゃないか」という話を
しましたが、
▼必見!授業はやっぱり「情報カード」に
直接書くと凄いことになる(実例付き)
あのやり方も、見方を変えれば「インプッ
トの中に『アウトプットの要素』を入れる」
勉強法だといえますね。
ほかにも、「赤ペンと緑シートの暗記セット」
を買ってきて、授業を聞きながら重要箇所
を赤ペンで塗っていくのも、“考え方”は同じ。
方法論はいろいろとあると思うのですが、
今回お伝えしたいのは、前提となる
「インプットの中に『アウトプットの要素』を入れる」
という“考え方”です。
インプットの学習時間を、そのままインプ
ットだけに費やすなら普通ですが、
ちょっと工夫したり、ほんのひと手間加え
るだけで、
「インプットとアウトプットを兼ねる」
ことは可能です。
もちろんがっつり問題演習をやる形のアウ
トプットには及びませんが、前回お伝えした
「残り時間が少ないときはアウトプット比率を高める」
という目標には少なからず貢献できます。
ようは残り少ない時間で、いかに効率的に、
知識と実力を確かなものにするか、という
ことですからね。
というわけで、残り時間にあまり余裕がな
くて、かつ、インプット学習もまだしてい
く必要がある人は、
「インプットの中に『アウトプットの要素』を入れる」
という考え方をベースに、勉強を進めて行
くのがおすすめです。
それではまた。