こんにちは、中西です。
受験勉強をしていると、いろいろと悩みは
消えないと思います。
とくにこの時期になると、過去問やら模試
やら、勉強の進み具合やら今後の計画やら
進路の話まで、
何かと思い悩んでしまうテーマは少なくありません。
「悩む」というほどではない場合も、何ら
かのテーマについて「考える」ことは多いです。
ただ、問題はそういったテーマについて
“どのタイミングで”
悩む(考える)かです。
この“悩む(考える)タイミング”は意外に
見落とされがちですが、私は重要だと思っ
ています。
つまり何らかのタスクを実行している真っ
最中(=勉強中)に、その目の前のタスク
を実行することとは関係ないテーマについて、
つい頭を巡らせて思い悩んでしまう(考え
を巡らしてしまう)という思考パターンが、
気づかないうちにパフォーマンスを低下さ
せていることが少なくない、ということです。
ひらたく言えば、
「やるときはやる。考えるときは考える。」
方が効率的ということ。
「実行」と「考える」の2つの時間をしっ
かり分けることができていないと、たとえば
「今日は机に向かっている時間は長かったのに、
やった勉強量がこんだけしかないやん(つД<)・゚。
なんでだろう・・・」
的なオチになり、無駄なストレスを抱える
ことになります。
そういう人は「自分が目の前のタスクに集中
できていないこと」にすらそもそも気づいて
いないこともあります。
「実行」と「考える」はきっちり分けないと
パフォーマンスが下がるという意識が元々無
いわけですから、
なんとなく勉強してるつもりで、実は脳内で
はいろいろ悩んだり思い巡らせているだけで
時間がどんどん過ぎていくことも増えます。
もちろん勉強もそれなりにはしていても、
机に向かって
「勉強→悩む→勉強→悩む→・・」
を脳内でチョコチョコと繰り返していたら、
そりゃ勉強も理想どおりには進みません。
今思い出しましたが、世界的に有名な
「生産性アップの技術」として多くの人に
支持されているGTDというテクニックがある
のですが、
このGTDも「実行」と「考える」は分ける
という思想だったと記憶しています。
まあ少し考えれば当たり前ですね。悩み
ながら実行するなんて、ブレーキをかけ
ながらアクセルを踏むのと変わりませんから。
これほど非効率なことも無いわけですが、
見た目の姿は「机に向かっている」という
点では同じなので、自分も他人もその脳内
の逃避に気づきにくいと。
というわけで、勉強しながらもいろいろと
頭に浮かぶことはあると思いますが、
そういうテーマはとりあえずいったん置いて、
忘れそうなら手元の手帳や単語カード(!)
にメモしておき、
あとで考える時間をとるようにするのが
おすすめです。
勉強中すぐにいろいろ考えてしまう人は、
「今は実行タイム!!」
としっかり言い聞かせるようにするのがコツですね。
それではまた。